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神戸・トアロードに香港式飲茶点心専門店 本場の点心提供

左から、施蓮宗(Shi Lian Zong)社長、料理長の陳鴻偉(Chan Hung Wai)さん、店長の久堀隆徳さん

左から、施蓮宗(Shi Lian Zong)社長、料理長の陳鴻偉(Chan Hung Wai)さん、店長の久堀隆徳さん

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 香港式飲茶(ヤムチャ)点心専門店「施家菜 點心坊(シーカサイ テンシンボウ)」(神戸市中央区下山手通3、TEL 078-381-8137)が3月11日、神戸・トアロードにある四興ビル1階にオープンした。

香港から招いた腕利きの料理人が作る料理提供

 店舗面積は30坪。席数は、円卓22席、テーブル20席で、最大40人の貸し切り利用にも対応する。全席完全禁煙。フローリング、壁、間仕切りなど、店内にはふんだんにムクノキを使い、安らぎと居心地の良さを追求したという。

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 経営するのは、神戸で1966(昭和41)年創業の老舗広東料理店「群愛飯店」創業者を父に持つ施蓮宗(Shi Lian Zong)さん。施さんは、飲食業界に入る前は貿易などの仕事に従事。定期的に香港に出向くことが多く、食のレベルの高さと広東料理のトレンドを日本に伝えたいという思いから尊敬する料理人の父の意志を継ぐべく転身した。

 「群愛飯店 大丸店」の初代店長に就任後、阪神・淡路大震災が起こった1995年の7月には「神戸の街の復興にはまず豊かな食から」と香港から各部門(焼物部、点心部、厨房(ちゅうぼう)部)のスペシャリストを迎えて本場・香港の味を再現した広東料理店「老香港酒家(オールドホンコンレストラン)」を三宮高架下にオープンし、話題を呼んだ。

 2013年6月8日に、旬の食材を使った広東料理(厨房部)中心に振る舞う中華料理店「施家菜(シーカサイ)」として移転。2016年6月25日には、香港スタイルの飲茶と焼き物料理(焼物部)をメインとした2号店「施記(シーキ)」を開業した。

 「焼物部、点心部、厨房部の全部門がそろって、初めて香港式レストランを名乗ることができる」と施さん。香港から腕利きの料理人を招いて開いた同店は、「焼物部、厨房部」だけでなく「点心部」も設けたことで施さんが思い描いていた本格的な香港式飲茶点心専門店が実現した。「通常、香港レストランでは飲茶は昼間のみだが、当店は夜でも食べることができる」と話す。

 メニューは、前菜(1,380円~)、一品料理各種、スープ各種、麺飯料理各種(以上800円~)、フカヒレ料理(2,000円~)など提供。コースは、ランチタイムの「テイスティングランチ」(2,000円)、「シェフおまかせコース」(5品3,500円~)、ディナータイムは「シェフおまかせコース」(6品5,000円~)を用意する。

 ドリンクは、ビール(400円~)、ウイスキー(700円~)、紹興酒、ワイン(以上800円~)、ソフトドリンク(200円~)などをそろえる。

 施さんは「今後も定期的に香港に出向き流行を取り入れていきたい。伝統的な手法を守りつつ、日本の旬の食材も使った本格中国料理を提供していくことで、神戸での中国料理の文化をより高めていきたい。これまでの店は高級なイメージがあるが、點心坊はカジュアルな価格で楽しんでいただけ、神戸にいながらにして香港を感じていただける。若い世代にも本物の味を知っていただきたい」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~21時30分(以上ラストオーダー)。水曜定休。

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