鉄板焼き店「佐用名物 ホルモン焼きうどん こうちゃん」(神戸市中央区元町高架通、TEL 078-380-4375)が3月28日、神戸・元町高架通商店街のモトコー4番街に移転オープンした。
店主は、兵庫県の南西部に位置する佐用町出身の西坂明弘さん。新長田で「粉もん屋」を始めようと思った時、同地域にはすでに50軒以上のお好み焼き店があったという。「ここで普通に店を開いても駄目だ」と考えた西坂さんは、当時B級グルメとして脚光を浴びていた地元・佐用名物の「ホルモン焼きうどん」に注目。関西に専門店があまりないことと子どものころから食べてなじみのある郷土料理を多くの人に知ってもらいたいという気持ちから2012年3月30日、新長田に1号店を開いた。店名は西坂さんの次男・康太さんの名前から命名。2015年9月1日、モトコー3番街での営業を開始。以降はモトコーを拠点に営業を続けることを決め、1号店は同年11月10日に閉店した。
新長田の店からの常連客にも移転が浸透し、順調に営業していたが、2016年1月以降にはJR西日本による耐震補強・防火・防犯などが理由でモトコー3番街の店主らに退去要請があり、空き物件から工事を進める計画が出されていた。昨年4月から、工事予定がまだ先のモトコー4番街への移転が進められ、同店もようやく移転オープンにこぎ着けた。
2フロアだった前店舗から1フロアの店舗に移転。店舗面積は13坪。テーブル16席、カウンター8席を用意し、最大20人までの貸し切り利用にも対応。喫煙可。西坂さんは「1フロアでテーブル席が増えたことで、前店舗より、家族連れの利用がしやすくなった」と話す。土曜・日曜のみだったランチ営業は移転後、平日も行う。
「佐用名物 ホルモン焼きうどん」は、コシの強い平打ち麺と2種類(しょうゆ・みそ)のつけだれで食べるのが特徴。辛口のしょうゆだれにみそだれを混ぜ、好みでユズやニンニクを入れて食べるが、同店ではさらにコチュジャンと唐辛子をベースとしたピリ辛のたれも用意する。ホルモンは、佐用から新鮮なものを仕入れており、小腸のほか、ミノ、センマイ、ハート、ハラミ、豚バラなども取りそろえる。
人気メニューは「ホルモン焼きうどん」(900円~)をはじめ、「タレ焼きぷりっぷりホルモン」(880円)、「コロコロステーキ」(1,180円)、「豚とキャベツのとん平焼き」(480円)、「ミノの唐揚げ」(750円)、「明石ダコのぶつ切り鉄板焼き」(730円)、「ホタテ貝とチーズの春巻き」(580円)、具材が3種選べる「ミニお好み3種焼き」(900円)など。ランチメニューは「タレ焼きホルモン定食」(900円)、「焼き肉定食」(800円)、「そばめし定食」「焼きそば定食」「焼きうどん定食」(以上680円)などを用意し、昼の定食に限りライスの大盛りサービスも行う。
ドリンクは、生ビール(350円~)、焼酎(400円~)、チューハイ(430円~)、ソフトドリンク(250円)などをそろえる(以上、税別)。
営業時間は、昼=11時30分~14時、夜=17時~23時。火曜・第3水曜定休。