工房併設型スイーツサロン「BISPOCKE(ビスポッケ)」(神戸市中央区三宮町2、TEL 078-392-3735)が4月13日、神戸・三宮センターサウス通りにオープンした。
経営は、「ルタオ(LeTAO)」「ザ・メープルマニア」などを傘下に持つ「寿スピリッツ」(鳥取県米子市)のグループ会社「寿香寿庵(ことぶきこうじゅあん)」(兵庫県西宮市)。同店は新業態1号店となる。
店舗面積は15.86坪で、テークアウトのみ。ロゴマークにはポケットの形をした翼で羽ばたくグリーンの小鳥が描かれており、店内には鳥籠のオブジェも並ぶ。コンセプトは「心が弾む、食べてうれしくなるお菓子を作る洋菓子屋さん」。「出来たてのおいしさをそのまま提供したい」というパティシエの思いから工房を併設し、注文を受けてから最終仕上げを施す。
店名の「ビスポッケ」は、童謡「ふしぎなポケット」からヒントを得た「ビスケット+ポケット」を組み合わせた造語。神戸発のブランドをイメージできるような商品やネーミングにもこだわり、「BISPOCKE」のつづりには「KOBE」の文字を含めた。
商品は、ビスケット生地でマスカルポーネ入りカスタードクリームをサンドし、ベルギー産チョコレートの上に北海道産生クリームを絞った「海のエクレア」(432円)、滑らかなカスタードクリームをサンドし、ベルギー産チョコレートとナッツをトッピングした「山のエクレア」(378円)、キャラメルチョコレートを北海道産生乳のバターミルクパウダーと淡路の藻塩を使って焼き上げたビスケット生地でサンドした「塩キャラメルサンドビスケット」(9枚=918円、18枚=1,674円)、パイの中にカスタードクリームを流して長野産リンゴを入れ焼き上げ、フランス産クリームチーズと北海道産生クリームを組み合わせたチーズクリーム、カシスジャムをトッピングした「チーズクリームアップルパイ」(1ホール2,700円)など。
店長の尾濱大将さんは「出店のきっかけはパティシエの子どもの頃のエピソードから。良いことがあると決まって母親が作ってくれたというチョコレートケーキから連想して商品が誕生した。お菓子を食べるときは子どもの頃の無邪気で自由な気持ちを思い出してほしいという思いを込めている」と話す。「神戸発の店として、神戸を感じていただける洋菓子のブランドを新業態として立ち上げた。神戸土産として選んでもらえればうれしい」とも。
営業時間は10時~18時。水曜定休。