「ギンギラ太陽’s」が神戸公演-60の「かぶり物」で航空業界描く

会見に「YS-11」のかぶり物をかぶって表れた劇団「ギンギラ太陽's」主宰の大塚ムネトさん

会見に「YS-11」のかぶり物をかぶって表れた劇団「ギンギラ太陽's」主宰の大塚ムネトさん

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 新神戸オリエンタル劇場(神戸市中央区北野町1、TEL 078-291-1100)で10月12日、「翼をくださいっ!さらばYS-11」が上演される。これに先駆け8月18日、朝日放送本社(大阪市福島区)で記者会見が行われた。

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 同公演は福岡で約1万人の動員を誇る劇団「ギンギラ太陽's」初めての全国ツアーとなるもの。同劇団の代表作である同演目は、2005年初めての地方公演となった東京パルコ劇場でも上演。東京公演では福岡での公演と同じスタイルで4ステージを上演し、チケットが完売したことで話題を集めた。

 同劇団の特徴は、「人間」役が一切出てこないこと。「建物」「乗り物」をはじめとした「物」を擬人化することで物語が展開する。同劇団の倉庫には500以上のかぶり物があり、「福岡にあるもので、かぶり物にないものはない」(同劇団主宰の大塚ムネトさん)という。

 作品の内容は、新規参入したスカイマークが苦戦する様子や航空業界の現在と過去などを、かぶり物をした劇団員14人が演じるもの。登場するのは「スカイマークさん」「YS-11さん」「福岡空港第一ターミナル婦人・第二ターミナル婦人」など個性的な約60のキャラクター。出演者は同劇団の14人で、1人3~5役をこなす劇中の「早変わり」も見ものだという。

 作・演出を手がけ自らも出演する大塚さんは、公演にちなみ「YS-11」のかぶり物をかぶって会見に登壇。同演目の魅力を「普段芝居を見ない方にも喜んでもらえる作品。どのキャラクターもかめばかむほど味が出てくる。この作品をきっかけに皆さまのまちの良さを見つけてもらえれば」と話す。「上演前には『西鉄バス軍団』との記念写真撮影会も行うので、皆さまぜひデジタルカメラやカメラ付き携帯を持って見に来て」とも。

 開演は14時~。料金は5,000円。チケットは8月30日発売開始。

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