神戸市立博物館(神戸市中央区京町、TEL 078-391-0035)で9月19日より、「美しきアジアの玉手箱 シアトル美術館所蔵 日本・東洋美術名品展」が開催される。
世界中の美術品を網羅するシアトル美術館。同展は、その所蔵品の中核である東洋美術コレクションの中から精選された123点を展示するもの。同館のコレクションがまとまったかたちでアメリカ国外で公開されるのは、世界で初めて。
日本美術では、鎌倉時代の仏教絵画「地獄草紙断簡」や、「浦島の手箱」の名で知られる「浦島蒔絵手箱」、琳派の巨匠・本阿弥光悦と俵屋宗達の合作「鹿下絵和歌巻」、屏風絵「烏図」などの名品を展示。中国美術では、全米屈指のコレクションとして知られる陶磁器をはじめ、青銅器、玉器、銀器、漆器など、工芸の優品が勢ぞろいするほか、韓国、東南アジア、インドの逸品も紹介する。
主催の神戸市立博物館担当者は「多彩な国や時代の名品がぎっしりと詰まった『美しきアジアの玉手箱』と呼ぶにふさわしい珠玉のコレクションを存分にお楽しみいただきたい」と話す。
開館時間は10時~17時(金曜、神戸ルミナリエ期間中の12月3日~6日は19時まで開館。入館は閉館の各30分前まで)。月曜(祝日の場合は開館)、9月24日、10月13日、11月24日休館。入館料は、一般=1,300円(前売り1,100円)、高校生・大学生=900円(同800円)、小学生・中学生=500円(同400円)。12月6日まで。