薬膳料理を提供する「Hong Kong Hot Pot Cafe 甜蜜蜜（ティムマッマッ）」（TEL 078-392-6363）が6月17日、複合商業施設「クレフィ三宮」（神戸市中央区三宮町1）6階にオープンした。

「香港粥と薬膳水餃子2種のセット」

　「香港甜品店 甜蜜蜜」（三宮町3）、「薬膳食材 甜蜜蜜」（東灘区本山北町3）、「神戸粥　甜蜜蜜」（岡山市）を経営する舩原かな子さんが開いた同店。「香港人は『美容のためスイーツを食べる』という事実に衝撃を受け、日本でも紹介したいと思った」と店舗展開のきっかけを明かす。「甘い」「ラブラブ」という意味がある店名「甜蜜蜜」は舩原さんが好きな映画の原題でもあり、スイーツとも掛けた。

　医食同源の考えが根付く香港で舩原さんが出合った「食べてきれいになる」といわれるフード、スイーツ、中国茶など幅広くそろえ、新店舗では「薬膳火鍋」をいつでも気軽に食べてもらいたいと「ひとり鍋」スタイルで提供。スープは2種類から選ぶことができ、15種類の野菜と薬膳食材が楽しめる。

　店舗面積は30坪。席数はテーブル席38席。店内は、ウォン・カーウァイ監督が織りなす香港映画の世界観をイメージし、レトロで落ち着く空間に仕上げた。

　メニューは、「薬膳ひとり火鍋セット」（1,490円）、「薬膳ひとり火鍋コース」（2,420円、17時～限定15食）、「香港粥と薬膳水餃子2種のセット」（1,390円）、「水餃子＆スイーツセット」（1,350円、14時～17時）など。カメゼリー「亀苓膏（温・冷）」、マンゴープリン「芒果布甸」などの香港スイーツのほか、香港ドリンク、フルーツティー、中国茶も豊富にそろえる。

　舩原さんは「香港や東南アジアでは暑い時でも好んで薬膳火鍋を食べて健康に過ごしている。私自身も薬膳火鍋が大好きなので、気が向いた時に気軽に食べられる場所がほしいと出店を決めた。『美味（おい）しい』にこだわった体の内側からきれいになれるメニューをそろえているので、落ち着ける店内で心も身体も癒やしていただければ」と話す。

　営業時間は11時～21時（ラストオーダー）。定休日は施設に準ずる。現在は新型コロナウイルス対策で営業時間を短縮し、ラストオーダーは20時まで。