神戸・三宮センター街1丁目にある「モロゾフ 神戸本店」(神戸市中央区三宮町1、TEL 078-391-8718)が11月1日、全面改装から1周年を迎えた。
1971(昭和46)年10月創業の同店。1981(昭和56)年3月19日、「神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア’81)」をきっかけに初めて大幅リニューアルし、1989(平成元)年に2度目の大改装を行った。1995(平成7)年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で本社・工場が被災したこともあり、大きな改装を見送っていたが、昨年、30年ぶりに「モロゾフ センター街ショップ」を全面改装した。
改装の際、山口信二社長が「チョコレートからスタートした会社の象徴として『チョコレートの滝』を作りたい」とリクエスト。正面入り口近くには、本物のチョコレートを使った滝が流れており、通行人や来店客らの話題を集めた。販売スペース奥には、カフェスペースを併設する。
1周年を記念し、神戸本店限定のスイーツやカフェメニューを11月30日まで販売する。商品は、店頭で仕上げる「モンブランプリン」(450円)。カフェメニューは、「りんごのデザートとお飲物」「りんごのワッフルとお飲物 焦がしバターキャラメルソース」「鉄板で焼く”熱々”カンパーニュサンドランチ」(以上1,200円)などを用意する(以上、税別)。
広報担当者の岩崎未来さんは「1周年記念として秋の素材を楽しめるメニューを用意した。これからも『モロゾフの伝統と革新』と『神戸らしさ』の発信地として皆さまに末永く愛される店舗を目指したい」と話す。
営業時間は11時~19時30分(ラストオーダー)。元旦のみ休業。
洋菓子メーカー「モロゾフ」(本社=東灘区向洋町西)は1931(昭和6)年8月8日、「神戸モロゾフ製菓」として創業。神戸トアロードのチョコレートショップから出発した。以来、カスタードプリン、チーズケーキ、クッキーなどのスイーツを提供。創業翌年の2月には、日本で初めてバレンタインチョコレートを贈るスタイルを紹介した。