神戸発防災音楽ユニット「Bloom Works(ブルームワークス)」の「Voice Percussion KAZZ」さんによるユーチューブチャンネル「KAZZパニーニ」の配信が11月24日、10回目を迎えた。
神戸出身でボイスパーカッション担当のKAZZさんは、1994(平成6)年にアカペラシンガーとしての活動を開始。コーラスグループ「Baby Boo(ベイビー・ブー)」、リズムパフォーマンスグループ「クロマニスタ」などの活動を経て、2005(平成17)年からアカペラグループ「Permanent Fish(パーマネントフィッシュ)」のリーダーとして、日本のアカペラ音楽シーンで活躍してきた。
音楽活動の傍ら、阪神・淡路大震災で自らも被災したことで、全国の学校で防災の大切さを発信するほか、語り部として講演。2017(平成29)年から兵庫県立大学大学院・減災復興政策研究科に通い、修士課程を修了している。
2017(平成29)年、音楽を通じて被災地支援や防災啓発を行っていた防災士(日本防災士会所属)・ひょうご防災リーダーでボーカル&ギター担当のシンガー・ソングライター石田裕之さんと出会ったことをきっかけに「Bloom Works」を結成。現在は「音楽で防災を身近にしていき、笑顔の花を咲かせる」ことをテーマに、神戸から全国へ向けて音楽活動を展開している。
新型コロナウイルス感染拡大により音楽イベントの中止や規模縮小を余儀なくされる中、離れていてもファンとつながり、笑顔になってほしいと9月2日にパンのバラエティー番組としてユーチューブチャンネル「KAZZパニーニ」を開設した。
パン好きを公言しているKAZZさんが、パン店の紹介、食レポ、アレンジレシピなどに挑戦。ライブでは見ることができないパーソナルな「人間KAZZ」を見てほしいと意気込む。
KAZZさんは「音楽という表現自体が制限をかけられる今、アーティストとして自分なりに前向いてメッセージ発信していきたい。ウイルスは人の距離を離そうとするが、信頼が距離を縮めている。生ライブは、人同士のつながりをつくり、疲れた気持ちをやわらげ、元気になれる空間。感染予防対策をしっかりしながら皆の帰る場所を作っていきたい。そんな中、『KAZZパニーニ』は皆さんと日常を分かち合う存在。ワクワクし、時にはだらだらと気軽に見てほしい。ユーチューバーならぬパンチューバーを目指す」と話す。
今後のライブは、12月12日(14時~15時)に神戸ハーバーランド煉瓦(れんが)倉庫・南棟にあるエンターテインメントスペース「K-wave(ケイウェイヴ)」(神戸市中央区東川崎町1、TEL 078-361-7717)でBloom Worksレギュラーワンマンライブ「GO GO FES vol.33 -BRAND NEW WAVE-」を予定する。料金は3,000円(ドリンク代が別途必要)。定員は通常より少ない35人。全席指定。完全予約制。