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神戸・三宮センター街に新たな共有スペース「三Fストリート・EAST」

神戸・三宮センター街1丁目商店街2階Bブリッジに「三Fストリート・EAST」オープン

神戸・三宮センター街1丁目商店街2階Bブリッジに「三Fストリート・EAST」オープン

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 神戸・三宮センター街1丁目商店街(神戸市中央区三宮町1)2階Bブリッジに11月1日、「三Fストリート・EAST」がオープンした。

「三Fストリート」を制作する学生たち

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 2016(平成28)年に70周年を迎えた同商店街。次世代に向けて「神戸三宮らしい街」の姿を創造していくために2012(平成24)年から5カ年計画「SANNOMIYA 2016」に取り組んできた。その中の一つのプロジェクト「空間再生プロジェクト」では、来街者の休憩スペースと情報提供する常設スペース「屋台プロジェクト」が始動。通路にベンチなどが設けられた。

 2017(平成29)年からは、人通りが少ないエイツビル前上部デッキを利活用し、ハイスツールやカフェブースを設置。来街者の憩いの場として、神戸芸術工科大学の学生有志が空間デザイン・制作した「三Fストリート・WEST」がオープンした。「三F」は、三宮の「三」と「Forest For the Future」の「F」。「森で動物たちが集い、くつろぎ、にぎわう場所になるように。神戸の未来につながる出来事がここから生まれるように」という思いを込めたという。

 今回、さんデッキとBブリッジに新たな共有スペース「三Fストリート・EAST」を制作。初の試みであるブリッジ部分の空間デザイン・制作にも挑戦したという。

 神戸マルイとOPA、さんプラザをつなぐデッキの通路は、斜めの線が無数に並ぶ木のルーバーによって、どこかぬくもりを感じる空間をデザイン。平行を表す「Parallel」の「l」を「/」に変えて設置物を表し、「e」を人に見立てた「i」に変えて「Para//i/(パラリル)」と名付けた。

 さんデッキ奥のOPA横一角の通路行き止まり部分は、木立のような照明とベンチを並べた空間に。三Fストリートを象徴する「Forest」に、「場所」「木立」を表す「Stand」を合わせ「Forestand(フォレスタンド)」と名付けた。

 最も幅が広いBブリッジの上には、港町・神戸の象徴である港湾のクレーン、クジラの助骨を思わせるような構造物を設置。デザインのモチーフとなった神戸港にあるガントリークレーンの「Gantry」、並び立つ木々を表す「Tree」を合わせ「ganTrees(ガンツリーズ)」と名付けた。

 同プロジェクト担当の井上小矢香さんは「学生たちが去年4月からデザインに着手。新型コロナウイルスの影響で作業がストップしたが、1年半かけてようやく完成にこぎ着けた。くつろぐのも良し、景色を眺めるのも良し、パソコン作業をするのも良し。とても良い空間になっているので活用いただきたい」と話す。

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