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三宮本通商店街に完全無人化コワーキングスペース デッドスペース活用

運営会社「REGINA」の熊野紀彦社長(左)とシェアアトリエ「リトルルル」代表の金谷亮佑さん(右)

運営会社「REGINA」の熊野紀彦社長(左)とシェアアトリエ「リトルルル」代表の金谷亮佑さん(右)

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 神戸の三宮本通商店街にある香月ビル2階・3階に12月9日、完全無人化のコワーキングスペース・バーチャルオフィス「OMO(オモ)」(神戸市中央区三宮町2、TEL 070-3194-6479)がオープンした。

「OMO(オモ)」内観

 運営は、神戸でワンピース専門のD2Cブランドを展開する、ウェブデザイン・ブランディングデザイン会社「REGINA(レジーナリスレ)」(元町通6)。2016(平成28)年、同商店街に面したビルに移転し、バーチャルショップを展開。商店街関係者とつながり、まちづくりへ参画をする中、「商店街ビルに多く点在する、無価値スペースの新たな活用法」を模索していたという。

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 単なる倉庫として利用されている繁華街のデッドスペースが、新型コロナウイルスの影響により増え、商店街の空洞化やシャッター街化への引き金にもなりかねないと考えた同社の熊野紀彦社長。しかしながら、商店街は「駅から近い」「地下を通れば雨の日もぬれない」「ドラッグストア、コンビニ、百均などが徒歩1分圏内」という個人事業者やクラウドワーカーらにはメリットが多いとも。

 今回、元和菓子店とブティックの不用品保管庫だったレトロビルの2フロアをリノベーション。「物理カギ使わず番号入力で解錠・施錠可能なリモートキー」「離れた場所から温度確認・調整が可能なエアコン」「スマホやタブレットでの管理・会話が可能な防犯カメラ」「音楽再生・時報・質問への回答などをこなすスマートスピーカー」などのスマートデバイスを駆使し、完全無人コワーキングスペースを実現した。

 動画撮影に使いやすい個室も用意。新規事業やスタートアップの登記、企業のサテライトオフィスや自治会の拠点として、副業の法人化やクラウドワーカーの登記住所としての活用にも対応するバーチャルオフィスプランも用意する。

 熊野社長は「比較的安価な導入コストでのスマート化・リモート化で『無価値スペースの価値化』を推進することで、将来的には各商店街に一つずつ無人化コワーキングスペースを設けたい。地元企業や自治会の拠点となり、商店街自体のスマート化やリモート化により、人の流入・消費へのきっかけとなれば」と意気込む。

 営業時間は7時~24時(年内プレ営業、2021年より24時間を予定)。