神戸・三宮の鉄板焼き店「鉄板焼 空海」(神戸市中央区下山手通2、TEL 078-321-1729)が緊急事態宣言中に店内改装し、1月22日にテークアウト営業から再開し、状況を見ながら徐々に通常営業に移行している。
1996(平成8)年12月1日、店主の植木寛太さんが阪神・淡路大震災を機に脱サラして一念発起し開いた同店。植木さんが「自然」好きであることから空と海を組み合わせた店名にし、平安時代初期の僧としても有名な名前で「お客さまに覚えていただきやすい」ことも理由に挙げる。
開業25周年を目前に植木さんは「昨年、今年と緊急事態宣言を受け、売り上げが減少している。厳しい状況ではあるが、これを機に感染予防対策を徹底した店にするため改装に踏み切った」と明かす。
店舗面積は10坪。客同士の間隔を確保するため6席減らし、席数はテーブル8席、カウンター10席で最大18人の貸し切りに対応。テーブル席はすだれで仕切り、カウンターにはついたてを設けた。換気しやすい扉に変え、空気清浄機も新設。店内は抗菌・抗ウイルスコーティングなどを行った。「内装を大きく変えたわけではないが、安心して来店していただけるようにできる限りの対策を施した。お客さまには来店の際、手指消毒の協力をお願いしている」と植木さん。
人気メニューは、「空海オリジナルお好み焼き」(550円~)、「神戸名物そばめし」(770円~)、「海鮮の鉄板焼き」(660円~)、「神戸ヘレステーキ」(100グラム2,750円~)など。箱代100円追加で全品テークアウトに対応する。
ドリンクは、「キリン一番搾り」「ハイボール」(以上550円)などをそろえる。
営業時間は17時~24時。緊急事態宣言下で現在の営業時間は17時~20時(テークアウトは21時まで)。営業時間の変更は公式ツイッターで発信している。