スパイスカレー喫茶「カレーと珈琲 ニュータンバ」(神戸市中央区東雲通5、TEL 078-221-2301)が4月10日、神戸の「大安亭市場(おおやすていいちば)」近くにオープンする。
店主の堀井翔太さんは、三宮の人気カフェ「GREEN HOUSE」でホール・管理職として8年半働いた後、元町の鉄板バル「clap」で半年ほど勤務。今年1月26日から、昼間に「clap」を間借りして自作のカレーを提供していた。
「最近まで妻の実家がある丹波市への移住を計画していた」という堀井さん。「まず神戸で力を付けてからでも遅くないのでは」と考えていたところ、レトロで味のある元喫茶店の空き物件と出合ったという。「clap」のオーナーからの後押しもあり、独立に踏み切った。
店舗面積は59平方メートル。席数は、カウンター席4席、テーブル席16席。木目を基調とした内装で、オレンジのエジソン電球が落ち着いた空間を演出する。堀井さんは「レトロな雰囲気を残しつつ、新しいエッセンスを注意深く足していった」と話す。
堀井さんはかねて「レトロ好き」だったこともあり、響きがかわいくレトロ感のある「ニュー」と初心である「丹波(タンバ)」を合わせ、店名にした。
看板メニューはキーマカレー「ニュータンバキーマ」(750円)。粗びきのミンチと淡路島産の玉ネギなどの野菜をふんだんに使い、鶏のうま味が効いただしとシンプルなスパイス使いで、誰でも食べやすい「ホッとするスパイスカレー」を目指した。このほか、「気まぐれカレー」(850円)、「あいがけカレー」(950円)を用意。ランチタイム(11時~14時)には、副菜とミルクコーヒーが付く。カレー以外に「気まぐれランチ」(800円)など内容が不定期に変わる定食も提供する。
ドリンクは、「ブレンド珈琲」(400円)、「ミルク珈琲」(500円)、「のんじゃえタンバ(飲むヨーグルト)」(550円)、「ミックスジュース」(650円)などをそろえる。
新型コロナウイルス感染症防止対策として、スタッフの健康・衛生管理をはじめ、手指消毒用アルコール設置、食事中以外のマスク着用のお願いなどを行う。
堀井さんは「ゆるい空気感あふれる春日野道・大安亭市場近くのまったりとしたゆるい空間で、ほっこりスパイスカレーとしっぽり喫茶メニューを用意してお待ちしている」とほほ笑む。
4月の営業時間は11時~16時。月曜定休。