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神戸・長田「久寳山霊山院」で地蔵盆 副住職がコロナ禍開催の思い語る

「長田大師 久寳山霊山院」副住職の衣笠文清(ぶんせい)さん

「長田大師 久寳山霊山院」副住職の衣笠文清(ぶんせい)さん

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 神戸の「長田大師 久寳山霊山院」(神戸市長田区久保町1、TEL 078-691-0032)で8月23日、「久保町一丁目なかよし地蔵尊地蔵盆」が行われる。

「久保町一丁目なかよし地蔵尊地蔵盆」を支える住民ら

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 地蔵盆は関西を中心に古くから一般的な地域の行事として子どもの成長や幸福を願って行われる祭。同地区でも毎年開かれ、生まれた子どもが「すくすく元気に育ちますように」と願いを込めてちょうちんに名前を書いて祭る。お参りをするとお下がりの菓子がもらえ、子どもたちも楽しみにしている行事という。

 昨年は近所の地蔵尊が開催を断念する中、寺として「お地蔵さんをしっかり祭りたい」という思いを町内住民に話したところ「子どもたちのためにもぜひ」と住民らの後押しがあったことから、感染対策を万全にして開催に踏み切った。例年通りのお参りはできなかったが、「やってよかった。やっぱり地蔵盆はせなあかんなあ」と、子どもから大人までが無事開催できたことを喜んでいたという。

 同寺院前にある創立130年を超える真陽小学校は神戸市で2番目に古い小学校で、震災を経てさらに地域交流が盛んになった地区。副住職の衣笠文清(ぶんせい)さんは「先代、先々代も子どもたちを通して、地域の方々とのコミュニティーを大切にしてきた。地蔵尊の継続も意欲的に協力していただけるような心温まる地域の皆さまが集うお寺」と話す。

 衣笠さんは「毎年新しいちょうちんをお預かりしている地蔵菩薩(ぼさつ)の御縁日として、大切な文化として続けていくことが重要とお寺では判断した。子どもや地域にとってコミュニケーションの場となる必要な行事と感じている。『あんた大きくなって。誰々さんとこの子やね』と触れ合うことで子どもたちは地域の人に見守られる。子どもたちは『なぜお菓子がもらえるのか』を大人になってから分かると思う。こんなご時世だが、触れ合いを感じることで、お地蔵さんのように地域と子どもを大切にしてくれる大人(未来のお地蔵さん)に育ってくれることを祈っている」と話す。

 「子どものころ、もらったお菓子を友達と自慢し合った思い出がある。大きな袋を持ったたくさんの子どもたちでにぎわう地蔵盆がまた迎えられるように願っている」とも。

 開催時間は、「お菓子のお接待」=18時~19時(無くなり次第終了)、2019年から始めた地蔵尊の前で護摩(ごま)をたく法要「地蔵護摩祈祷(きとう)」=18時~。

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