神戸の雑貨店で「薩摩もの」イベント-陶器や染め物27種類展示

西郷隆盛のマトリョーシカ(3360円)

西郷隆盛のマトリョーシカ(3360円)

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 神戸のインテリアと雑貨の店「ViVO,VA」(神戸市中央区栄町通3、TEL 078-334-7225)で10月31日、鹿児島の魅力を再編集したイベント「さつまもの」が始まった。主催はランドスケーププロダクツ(東京都渋谷区)。

「台所の神様 オッのコンボ」(368円)

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 文字通り「薩摩のもの」を展示する同イベント。展示品は、鹿児島県独特の編み方もあるという竹籠や陶器、染め物作品などで、300年を超える歴史を持つ薩摩焼の沈壽官窯(鹿児島県日置市)と同社のコラボレーションによる「CHIN JUKAN POTTERY」など27種類。そのほか、「西郷隆盛のマトリョーシカ」「屋久島ウイリアム・ブラワーのいす」などもあり、すべて販売する。

 鹿児島県で古くから伝わる「台所の神様 オッのコンボ(起き上がり小法師)」も販売。鹿児島では家族の人数より一つ多く買い、「家族の数より一つ多く幸福がやってくるように」と願いを込める。かつてはかまどの上に供えていたが、現在では家族の無病息災を祈願して、冷蔵庫や食器棚の上に祭るのが一般的だという。

 同社が鹿児島市内にインテリアショップ「DWELL playmountain」をオープンしたことがきっかけで始まった同イベント。「店を出したことで情報や人が集まり、その中でも素晴らしいものや人をイベントを通して広く伝えたい」(同社社長の中原慎一郎さん)という思いから、東京(今年4月)、北海道(6月)北海道、大阪(7月)でイベントを開催してきた。

 中原さんは「この開催を通して鹿児島の豊かさやものの多様性を伝えたい。どの土地にも同様の豊かさはあるが、それらを僕らのフィルターを通し、新しい発見として迎えてもらえるような場をつくりたい」と話す。「現在進行形で新しく生まれつつある作家を発見できることが一番の見どころ。薩摩の風土が生み出すものの面白さ。ゆくゆくは東北や海外でも開催したい」とも。

 営業時間は11時30分~20時。

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