リニューアル工事のため休業中の神戸ポートタワー(神戸市中央区波止場町)で展開している「神戸ウォーターフロントエリアアートプロジェクト」のプロジェクションマッピングが2月5日、高さ80メートルに投影範囲が拡張された。
リニューアルに当たり神戸市と神戸ウォーターフロント開発機構は、神戸ウオーターフロントエリア全体の魅力を発信するため、神戸の街とアートを掛け合わせた同プロジェクトを来年春まで実施。工事用シートを活用したプロジェクションマッピングのほか、今後は海外アーティストを起用した大規模アートイベント、市民参加型のアートイベント、来訪者がSNSなどを通じてアート作品づくりに参加できる企画などを予定している。
1月14日から始まったプロジェクションマッピング第1弾コンテンツ「One and only」の投影面は高さ約40メートルだったが、5日から80メートルに拡張。これまで見えていなかった映像の全貌がお披露目された。投影面積は約2000平方メートル。
投影開始後、2分36秒ごろから始まる「振興とパレード」のシーンは、からくり仕掛けが出現し、神戸の食・アート・観光・文化・伝統というさまざまな歯車がかみ合い、人々が集まる場所となっていることを表現。4分20秒ごろの未来型マネキンが登場するシーンでは、マネキンが投影サイズに合わせてさらに大きくなっている。映像内容は、季節やイベントに合わせてリニューアルを予定する。
映像制作は企画・プロデュース集団「シムディレクト・タケナカ」が担当。国内外で活躍する作家BAKIBAKIさんが描く「BAKI柄」を加えたグラフィックシーンも登場する。
投影時間は18時30分~22時。毎時0分・30分の計8回(1回約7分間)。第1弾コンテンツ「One and only」は今春まで。足場ライトアップ時間は日没~23時30分。