無添加・無着色のイタリアンジェラート専門店「che bonta(ケ ボンタ)」(神戸市東灘区本山北町3)が2月9日、神戸・岡本にオープンした。
同店は「PIZZERIA DAL RICCIOLO(ピッツェリア・ダル・リッチョロ)」(本山中町1)の姉妹店。店主の赤嶺和幸さんは「新型コロナで外食産業は大きな打撃を受けたが、同時に生産者さんも困っている。消費の機会を失い廃棄されていくフルーツをジェラートに加工することで賞味期限を延ばすことができるのではないか」と新業態の開業に踏み切った。昨年秋のオープンを目指していたが、半導体不足の影響で設備がそろわず延期となっていた。
赤嶺さんは「市販の総菜や冷凍食品には添加物が使われているものが多いが、私たち料理人が作るのはマンマ(母)の味。子どもたちに安心して食べてもらうために無添加にこだわった。市販のジェラートに使われている増粘剤や乳化剤の代わりに、淡路島の米粉と日本古来の穀物粉を使うオリジナルレシピを開発した」と話す。
ジェラートだけでなく、ピザ職人が作るパニーノや総菜、自家焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を使ったカフェメニューも用意する。
店舗面積は10坪。南イタリアを連想させるレモンイエローが映える内装にした。店名は、イタリア語で「なんておいしいんだ」を意味する。
ジェラートは、「ブロンテ産ピスタチオ」(630円)、「ほうじ茶のロイヤルミルクティー」(480円)、「ケボンタアッフォガート」(600円)の定番3種のほか、「いちご」など季節の素材を使ったメニューを用意する。
カフェメニューは、「エスプレッソ」(300円)、「カフェ・マロッキーノ」「ロイヤルミルクティー」(以上600円)など。「アペロール・スプリッツ」(700円)などのアルコールもそろえる。
軽食メニューは、「生ハムとパルミジャーノのパニーノ」「焼きナスと水牛モッツァレラのパニーノ」(以上650円)など。
赤嶺さんは「イタリアの街角にあるようなイタリアンバールをイメージした。朝8時からオープンしているので、仕事前にエスプレッソを飲みに気軽に立ち寄ってほしい」と話す。
営業時間は8時~20時。火曜定休。食材の入荷状況により価格が変更になる場合がある。