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神戸発古着店「突撃洋服店」がポップアップイベント 神戸・旧居留地カフェで

「突撃洋服店」創業者でディレクターの安田美仁子さん

「突撃洋服店」創業者でディレクターの安田美仁子さん

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 神戸発の古着・雑貨店「突撃洋服店」のポップアップイベントが3月11日、神戸・旧居留地のカフェ「ニューラフレア」(神戸市中央区明石町、TEL 078-333-0808)3階で始まる。

「突撃洋服店」春夏ポップアップショップのメインビジュアル

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 「突撃洋服店」創業者でディレクターの安田美仁子さんが独自の審美眼でセレクトした海外買い付け商品を展示販売する同企画。神戸での開催は昨年7月の百貨店「神戸阪急」以来8カ月ぶりとなる。

 春夏のテーマは「ファッションのドキュメンタリー性」。静止画のファッションビジュアルにはない「ファッションのその瞬間」「オフショットのようなちょっと力が抜けた、でも素直なイメージ」を表現し、メインビジュアルのモデルは俳優のカトウシンスケさんが担当している。

 3月13日は、安田さんと関西クラブジャズシーンのキーパーソンといわれている神戸のDJ松田光司さんによるトークライブ「ふたりは、対話する。」(12時30分~14時、チケット代=1,500円、1ドリンク付き)を開催する。2020年4月7日に安田さんが刊行した著書「古着は、対話する。」(ギャンビット、四六判並製、384ページ、フルカラー、税別2,000円)にちなんだイベントタイトルとなっている。

 安田さんは「松田さんとは旧知の仲であり、『既存のものから選択し、世界観を作る仕事』が2人の共通点。松田さんとの会話の中から、感じていることや仕事における優先順位など共通の価値観を感じていた。『トークするなら彼だな』と声をかけた。新型コロナ禍で雑談もままならない中、個人が元気でいられるような話ができれば」と話す。

 会期中に商品を購入した場合、ニューラフレアでの飲食代から20%割り引く。割引期間は4月30日まで。

 営業時間は12時~20時(13日はトークライブ終了次第、最終日は18時まで)。今月15日まで。

 突撃洋服店は神戸旧居留地の近代洋風建築の保存運動が盛んだった1985(昭和60)年、1922(大正11)年建築の大興ビルの一室に1号店をオープン。デザイナー個々の世界観を形にしていたデザイナーズブランドに影響を受けて、「時代、ジャンル、カテゴリーに関係なく、独自の価値観で選んだ古着でモードをつくる」というコンセプトを掲げ、映画やドラマ、アーティストへの衣装提供をするなど活動の幅も広い。

 1989(平成元)年1月には「高砂ビル」へ移転。阪神・淡路大震災が起こった1995(平成7)年、多大な被害を受けたが2月には東京・渋谷で営業を再開した。復旧後は神戸での営業を続け、2012(平成24)年9月に元町の「MISXビル」へ移転。2015(平成27)年6月4日に30周年企画として芸術家の交流拠点「Gallery9」が入居していた近代建築「チャータードビル」へ移転した。新型コロナウイルスの影響もあり、2020年4月に神戸店、昨年4月に渋谷店を閉店したが、現在は「突撃する洋服店」としてポップアップショップ展開をしている。

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