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神戸旧居留地でハンドメードイベント 「クラス神戸」が女性の活躍支援

「クラス神戸」代表の奥谷佐和子さん(左)、昨年国指定重要文化財「旧神戸居留地十五番館」の「TOOTH TOOTH maison15th」開催時のスナップ

「クラス神戸」代表の奥谷佐和子さん(左)、昨年国指定重要文化財「旧神戸居留地十五番館」の「TOOTH TOOTH maison15th」開催時のスナップ

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 国指定重要文化財「旧神戸居留地十五番館」の「TOOTH TOOTH maison15th」(神戸市中央区浪花町)で7月1日、ハンドメードイベント「THE CLASS KOBE@居留地2022」が開催される。

昨年開催された「THE CLASS KOBE」の様子

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 主催は、ハンドメード作家の育成をはじめ、女性の活躍の場を広げ、社会とつながるきっかけ作りを行う「クラス神戸」(元町通2)。同イベントは、文化庁によるコロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業「ARTS for the future!2」にも採択されている。

 代表の奥谷佐和子さんは2019年、クオリティーの高いハンドメード作品を神戸から発信することを掲げ、趣味手芸の域を超えた作家と共に活動を開始。新しいスタイルのイベント「THE CLASS KOBE」を提案し、「ハンドメードなのに『作家物』『一点物』」といわれる新しいジャンルの認知拡大に努めている。

 審査に通過した作家のみが出展できる同イベントには、いったん社会から離れた主婦のほか、がんや重い病を抱える人、障がい者、シングルマザーなどが登録作家として参加する。

 出展ジャンルは、レザー、クリスタル、和装、夜光貝ジュエリー、本真珠などのアクセサリーのほか、刺しゅう作品、ペイント雑貨&アート、キャンドル、ワックスサシェ、生花、リーススワッグなど。

 当日は会場で、ウクライナ緊急募金を呼びかける。集まった募金は「ウクライナの子どもたちが安全で尊厳ある生活ができるように」と日本ユニセフ協会の「ウクライナ緊急募金」に寄付する。

 奥谷さんは「さまざまな問題を抱えていても、自分のペースで挑戦できるのがハンドメード。身体的な理由や就労困難な箇所はクラス神戸がサポートしていきたい」と話す。「国の重要文化財で開催することで古い建物を維持・活用する神戸の魅力とSDGsが掲げる『住み続けられるまちづくり』も発信できれば」とも。

 開催時間は11時~17時。入場無料。

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