大正筋商店街振興組合(神戸市長田区久保町6)は7月26日、「第3回大正筋アートミュージアム」シャッターアートに参加するアーティストの募集を始めた。
募集フライヤーのメインビジュアルは第1弾に参加した佐藤未瑛さんが担当
大正筋商店街は、大正時代から続くアーケード商店街。阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた場所で、同組合が街の復興に力を注いでいる。
アートミュージアム構想として、同商店街では昨年、シャッターが降りている状況でも街の活性化につなげようと「シャッターアートプロジェクト」第1弾を企画。「アーティストの表現により商店街を明るく彩ること」「商店街全体の将来像・ビジョンをアートによって掲げること」を目的に、商店街になじみの深いアーティストらが店のシャッター全面にイラストを描き、昨年10月開催の同イベントで初披露した。
第2弾募集は8月26日まで行う。応募資格はアート作品制作など作家活動をしている人(学生も可)。申込書を基に審査会が書類審査を行い、約10組を選出する。
大正筋商店街の店舗に描くシャッターアートの制作期間は9月以降~来年2月ごろまで。参加無料。制作に必要な材料は主催者が用意する。
大正筋商店街振興組合理事・デザイン企画部長で福祉事業を展開する「PLAST」社長の廣田恭佑さんは「アーティストと店舗の皆さんが交流し、アート的思考を持って今までにはない新しい発想や発見を創出したい」と話す。