神戸の「ケンミン食品」(神戸市中央区海岸通5)が9月1日、新商品「ケンミン台湾屋台風汁ビーフン」の販売を始めた。
食と暮らしのメディア「macaroni(マカロニ)」(東京都目黒区)と共同開発した同商品。創業以来初のファン投票から商品化が実現した。
昨年7月、食生活のリアルな要望に応える商品の開発を目的とした「macaroni」との共同プロジェクト「お客さまの声から生まれる新しいビーフン」が発足。食に関心が高いmacaroniユーザー を対象に「ビーフン 新商品アイデア募集」アンケートを行い、全国から約500もの新商品アイデアが集まった。
集まったアイデアを基に「ケンミン焼ビーフン完熟トマト」「ケンミン焼ビーフン塩バター風味」「ケンミン台湾屋台風汁ビーフン」の新商品候補3品を開発し、1月21日~2月6日に行った総勢1万5251人によるファン投票の結果、「台湾屋台風汁ビーフン」が選ばれた。
鶏がらや魚介のうま味だしと五香粉(ウーシャンフェン)の風味であっさりしたスープに仕上げ、めんは「しなやかさ」と米めん特有の「もっちりさ」を合わせ持った汁専用ビーフンを使ったという。
「ケンミン食品」企画担当者の吉田聖士さんは「日経POSデータ1000人当たり販売金額によると、近年の台湾グルメブームとおうちごはん需要の増加で台湾関連食品市場が5年間で3.7倍に拡大している。約1年半にわたるファンの皆さんとの共創プロジェクトの結果、人気の台湾屋台の味がおうちで手軽に食べられる袋めんが完成した」と話す。
価格は1袋135円。全国のスーパーマーケットで販売する。