神戸ポートピアホテル(神戸市中央区港島中町6)が9月9日、同ホテル敷地内で採取したはちみつ「ポートピアハニー」を使った洋菓子「ポートピアハニーとレモンのバウムクーヘン」の販売を始めた。
「ポートピアハニー」は、同ホテル敷地内で養蜂を行い、今春採取された同ホテルオリジナルのはちみつ。瓶詰め商品を8月3日(はちみつの日)に発売したが、5日間で完売したという。
同ホテルは、ユーハイムからスピンアウトしたベンチャー企業「フードテックマイスター」とタッグを組み、ユーハイムが開発したAI搭載のバウムクーヘン専用オーブン「THEO(テオ)」を同社より導入。テオは、職人による生地の焼き具合を各層ごとに画像センサーで解析することでAIに機械学習させ技術をデータ化、無人で職人と同等レベルのバウムクーヘンを焼き上げることができる。
同ホテル本館1階「デリカテス アラメゾン」では、はちみつをイメージした黄色のボックスに入った「リングバウム」(1,620円)、一口サイズにカットした「ひとくちバウム」(540円)の2種類をラインアップ。「ティーラウンジ ベルクール」では、バニラアイスやホイップクリームなどをトッピングした「バウムクーヘンセット(コーヒーまたは紅茶付き)」(1,513円)を用意する。
同ホテル広報担当者の中村佑帆さんは「はちみつのやさしい甘さとレモンのさわやかな風味を感じられる仕事の息抜きや休日のほっと一息つく時間のお供にもぴったりなホテルオリジナルのバウムクーヘンが完成した。神戸の企業2社がタッグを組むことで、神戸ブランドを新たに創出し、神戸の魅力を発信できたら」と話す。