阪急電鉄三宮駅西口のドーナツ店「miel CAFE&BOOKS」(神戸市中央区北長狭通1、TEL 078-331-2618)で11月25日より、「フランスからの贈り物 絵本でつづるクリスマス」が開催されている。
絵本作家・谷口智則さんの新作クリスマス絵本「LES 2 PERES NOEL」の出版を記念して行われる同展は、クリスマスに合わせた絵本や、リサとガスパールなどの絵本、トミー・アンゲラーやサヴィニャックなどのイラストレーター本などを幅広く扱う。
12月13日10時30分からは谷口さんのサイン会も予定。絵本購入客一人ひとりに好きな動物を聞いてイラスト入りのサインを行う。16日17時30分からは同店利用客からのリクエストに応えて好きな動物を描くライブペインティングを開催。参加無料。「どんな絵が出来上がるかは当日のお楽しみ」(同店)だという。
同書のタイトルは日本語で「2人のサンタクロース」の意味。ある丘の上に住む大きいサンタと小さいサンタの話で、人それぞれが持っている個性と国境をテーマにした絵本。同店担当者は「隣に住んでいるのに2人の家の間に柵があったため話をしたこともなかった2人がクリスマスの日に互いの家に届いた手紙をきっかけに話をするようになり、力を合わせるようになった。大きいからこそできること、小さいからこそできることを表現した感動の作品」と話す。
谷口さんは20歳の時、ボローニャ国際絵本原画展を見て独学で絵本を作り始めた絵本作家。フランスの出版社Le petit lezard社より絵本「CACHE CACHE」「Tiens Tiens」を出版。「読んだ人が絵本の世界に入り込め、登場人物の想いや言葉が空間に浮かんでくるような絵本作りを心掛け、言葉が通じなくても、子どもから大人まで世界中の人々に想いと感動が伝わるような絵本作りを目指している」という。
営業時間は8時~22時。12月25日まで。