神戸の飲食店が神戸食材を使い新たなメニューを開発・販売する「farms and sea KOBE食材フェア」が2月22日、始まった。
神戸市経済観光局農水産課では2015(平成27)年から、都市地域と農漁業地域が近接した神戸独自の魅力を発信する「食都神戸」構想を推進しており、その一環として、神戸産食材の認知度向上を目指し生産者・小売店・飲食店と消費者をつなぐプロジェクト「farms and sea」の特設サイトを今月9日にオープンした。
特設サイトでは、神戸を代表する米、北神ねぎ、トマト、ホウレンソウ、イチゴ、イチジク、須磨海苔(のり)、シラス、ハモ、クロダイの農水産物10種と「こうべ旬菜」について、市内生産者や飲食店へのインタビュー、地産地消に関心の高い飲食店と連携したメニューのレシピ紹介を「KOBEのおいしい10のストーリー」として掲載している。
産品の魅力をPRするカタログ作成、小売店を対象とした神戸産食材の販売調査のほか、地産地消の推進を目的に神戸の飲食店が神戸食材を使い新たなメニューを開発・販売を行う同フェアを開催。2018(平成30)年から始まり6年目となる今回は、これまでより参加店舗が多く、幅広い食材を対象としているという。
神戸産農水産物を使ったフェア限定メニューを提供する店、購入できる店は随時更新し、特設サイトで紹介する。参加店舗は同フェア終了まで受け付ける。
同業務を受託している「Ichiban編集部」編集長の村山輝さんは「神戸は山と海に囲まれた立地から豊かな農水産物が生産されており、魅力的な食材にあふれた街。フェア限定メニューは神戸産食材の魅力をたっぷりと引き出したスペシャルメニューとなっている。プロが手がけた料理を味わい、神戸産食材の魅力をさらに知ってもらえたら」と話す。
3月12日まで。