マルシェイベント「TOMARIGI MARKET」が3月11日・12日、小泉製麻グループのサザンモール六甲が運営する商業施設「サザンモール六甲B612」(神戸市灘区新在家南町1)で開催される。
主催は、2018(平成30)年2月に地元主婦で結成した団体「KOBEとまり木」。同団体は「神戸の暮らしをちょっと豊かに」をコンセプトに、灘区を拠点とした地域活性化・社会貢献活動を行っている。
2021年10月、「人と人をつなぎ、店舗と店舗が交流すること」を目的に初開催した同イベントは今年で4回目。神戸市の飲食店やハンドメード作家が両日で97ブースを出店する。
昨年10月に行われた同イベントでは、高校生がマルシェブースを初出店した。今回は、地元企業とオリジナル商品開発する「高校生による商品開発プロジェクト」に5校8人の高校生が参加し、規格外のジャガイモ「レッドムーン」を使ったドーナツやガレットを販売することでフードロスの解決に取り組む。
商業施設開発・運営本部課長の岡田慶太さんは「KOBEとまり木の取り組みの一つとして、高校生が運営者側の立場となり、商品開発や事業構築について学び、アイデアを出し合うなど、神戸市のマルシェでは珍しい取り組みを展開している。商業施設として地域活動やコミュニティーなどを通じ、自分たちの夢を見つけるきっかけになるよう、高校生のチャレンジを応援している」と話す。
会場ではこのほか、「小泉製麻」が子ども向けワークショップ「楽しく学べるダンボールクラフト」を初開催する。同社の製品「スパウトバッグ(=抽出口が付いた容器)」を使い、段ボールをデコレーションしてオリジナルジャグを作る。参加費は400円。所要時間は15分~30分。当日参加も受け付ける。
岡田さんは「子どもたちの自由な発想で作る折りたたみジャグは使用後もかさばらず、環境にも優しい。使うのも楽しくなるのでは」と参加を呼びかける。
会場のステージでは、大学生バンド「Swing Jazz Cruise(スイング・ジャズ・クルーズ)」(11日)、二胡奏者の木村ハルヨさん(12日)による音楽ライブも行う。
開催時間は11時~16時30分。