「リサイクルごみ袋」を活用する「つめかえパックリサイクルと神戸クリーン作戦」が3月18日、神戸・長田の「ふたば学舎」(神戸市長田区二葉町7)を拠点に行われる。
主催は、市が主体となって、小売り4社、日用品メーカー12社、リサイクラー(再資源化事業者)2社が循環型社会の実現に向けて協働するプロジェクト「神戸プラスチックネクスト~みんなでつなげよう。つめかえパックリサイクル~」。
同プロジェクトでは、2021年10月から神戸市内の小売店舗に回収ボックスを設置し、洗剤やシャンプーなど使用済みの日用品詰め替えパック(フィルム容器)の分別回収を開始。再び詰め替えパックに戻す「水平リサイクル」(フィルムtoフィルム)を目指し、神戸から全国へ広がる取り組みとして推進している。
回収ボックス設置から1年間で約1.13トンの詰め替えパックが集まり、現在は「水平リサイクル」実現に向けて各社が技術開発に取り組んでいる。製品化に至るまでの間は「水平リサイクル」以外の利活用も検討。集まった詰め替えパックを選別・粉砕・ペレット化し、フィルムに再生することで「リサイクルごみ袋」を製作した。
当日は、プロジェクト参加企業18社のメンバーもスタッフとして参加し、「リサイクルごみ袋」を使った地域の清掃活動を行う。参加者100人を募集しており、応募フォームから申し込みができる。中学生以下は保護者同伴。持参するものは、使用済み詰め替えパック。定員になり次第締め切る。
神戸市環境局業務課係長の清水充則さんは「商店街や鉄人広場・JR新長田駅周辺のごみを拾いながら、町の各所に設置したビンゴクイズを解きゴールを目指す。環境について考え、行動するきっかけをつくるイベントで、詰め替えパック回収についても多くの方に知ってもらいたい」と話す。
開催時間は10時30分~12時30分。集合・受け付けは10時で、1階多目的会議室で行う。雨天決行。