「QBB」ブランドで知られる「六甲バター」(神戸市中央区坂口通1)が3月1日、スミフルジャパン(東京都渋谷区)のバナナ「甘熟王」とコラボレーションした季節限定チーズデザート新商品の販売を始めた。
六甲バターは2009(平成21)年に「Q・B・Bチーズデザート6P」シリーズを発売し、「チーズデザート」というカテゴリーを確立。同社によると、現在チーズデザート市場では約75%のシェアを持ち、売り上げ・販売個数共に年々増加。定番品に加えて、多彩な季節限定品を販売することで購入者当たりの購入規模も増えているという。※インテージ SCI(15~69歳・沖縄含む)チーズデザート6Pタイプ市場 2022年1月~12月 購買金額シェア
「バナナの王様」といわれるフィリピン産の「甘熟王」は、通常のバナナと比べ長期間熟成しており、より果肉が詰まった甘くてもっちりした食感という。
新商品「チーズデザート6P 甘熟王バナナ」では甘熟王をバナナ分中65%以上使い、ねっとりした食感で濃厚なバナナ風味に仕上げた。口溶けの良いクリームチーズにバナナの果肉を加えることでバナナ特有の粒感を出したという。
同社製品開発部の片山和子さんは「複数産地のバナナ原料を比較し、クリームチーズとの相性が一番良い品種を選んだ。バナナの原料は果汁、ダイスソース、ピューレを使い、より複雑かつ味わい深いコクのある風味を追求している。果汁はバナナの自然な甘さ、ダイスは食感、ピューレは口溶けと香りの再現に影響する。今までとは少し角度を変え、よりバナナに近い食感を目指し配合量を調整した。食欲のない朝などデザート以外での食シーンもあるのでは」と話す。
内容量は90グラム。価格は340円(税別)。販売期間は8月31日まで。同シリーズの季節限定商品として「瀬戸内レモン」「贅沢(ぜいたく)マンゴー」も同時発売している。