神戸ポートアイランドの全天候型対応施設「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区港島南町7、TEL 078-302-8899)が7月24日、公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金に永年パスポート「神戸どうぶつ王国サポートパスポート」を寄付した。
同財団は、神戸ポートアイランドに集積する高度医療機関で治療を受けている小児がんなど小児慢性特定疾病の子どもと家族のための滞在施設「チャイルド・ケモ・ハウス」(港島中町8)を運営している。
「神戸どうぶつ王国」支配人の永田雅寛さんは「入院治療がは数カ月から1年にも及ぶこともあり、子ども患者は家族や友人と離れた生活を送ることになる。親は治療中の子どもと、家に残している兄弟家族との間で二重生活になり、精神的な不安と遠方からの交通費や生活費など、経済的にも大きな負担を抱えていると聞いた」と話す。
同パスポート寄付は、病院と滞在施設の往復だけの神戸長期滞在時、患児が外出できる日や兄弟家族が来神した際に家族で過ごすきっかけにしてもらおうと企画した。
この日は、「神戸どうぶつ王国」で贈呈式が行われ、永田さんが「チャイルド・ケモ・ハウス」代表理事の堀内まさみさんに「神戸どうぶつ王国サポートパスポート」を手渡した。
同パスポートは滞在施設で保管管理を行い、患児や付き添いの家族へ貸し出す。
永田さんは「動物たちとのふれあいやイベントなど、家族で楽しいひと時を過ごしてもらえたら」と話す。