神戸を中心に郷土飲食店事業を展開する「ワールド・ワン」(神戸市中央区下山手通2)が8月23日、長崎県壱岐市と「壱岐市エンゲージメントパートナー協定」を締結した。
「壱岐市の食の魅力発信と観光情報の発信を共創事業として推進すること」を目的とする同協定は、壱岐市を通して「地方や日本、そして世界の持続可能な未来をともに創造すること」を趣旨とした「壱岐市エンゲージメントパートナー制度」に賛同した企業などと壱岐市の間で結ばれる。
今後、ワールド・ワンは壱岐市産食材を使った料理やドリンクの提供、アンケート調査、観光誘致イベントなどに取り組む。
第1弾として、9月13日~10月15日に「郷土料理 からす」「地魚大衆酒場 金八」「三宮高架下酒場 茶々」「土佐清水ワールド三宮いけすセンター」「土佐清水ワールド梅田ギャザ阪急店」の5店舗で、壱岐牛、壱州豆腐、壱岐焼酎、アスパラガス、フルーツトマト、アオサ、アオリイカ、ユズなど壱岐産食材を使った料理を提供する「“実りの島”壱岐グルメ堪能フェア」を開催する。
壱岐市長の白川博一さんは「壱岐の食材にはもちろん自信を持っている。食事を楽しんでもらいながら、壱岐という名前をたくさんの方に知ってほしい」と話す。
ワールド・ワン社長の河野圭一さんは「壱岐は神戸から新幹線とジェットフェリーを使えば4、5時間で着く『遠いようで、実は近い』場所。おいしいものもたくさんあるので、関西の人にとって壱岐が旅の目的になるよう、食を通してPRしていきたい」と意気込む。