パールアイテム専門店「PELMOIR(ペルモワ)」(神戸市中央区三宮町2、TEL 078-393-2251)が12月8日、三宮センター街2丁目にオープンした。
真珠の卸売業を営む「スピカ」(灘区六甲山町北六甲)が、観光客や若者世代をターゲットに新ブランドとして出店。「カジュアルに楽しむファーストパール」をコンセプトに掲げ、「真珠の街・神戸から、親しみあるパールを世界に発信する」ことを目的に、通称「おみやげパール」を販売する。
同店プロデューサーでディレクターの奥本康宏さんは「これまで見たこともない真珠専門店を目指した」と話す。店名は、フランス語のPERLE(真珠)とMEMOIRE(思い出)を組み合わせた造語。
店舗面積は、1階物販スペース=約23平方メートル、2階ワークショップスペース=約15平方メートル。2階ウインドーにはパールをモチーフにした9つの巨大バルーンを設けるなど、店内は「一般的に連想される真珠専門店と思えないカジュアルな空間」に仕上げた。
奥本さんは「本物のパールの魅力・美しさをもっと若い世代から身近に感じてほしいとの思いから、お土産感覚でも手にすることができる商品作りを行い、あこや真珠を使ったパールアイテム3,000円平均と低単価帯を実現した」と明かす。
商品ラインアップは、カジュアルなパールアクセサリーが入った「1,000円ガチャ」、水引とあこや真珠をポップに掛け合わせたお守り(2,530円~)、ラゲッジタグ(2,970円~)、アルファベットチャームネックレス(1,980円~)など。
今後、オリジナルアクセサリー制作体験、真珠の穴開け加工から接着・取り付けを行うワークショップなども予定する。
奥本さんは「貝から生まれてくる宝石真珠をたくさん目にしたが、一般的な丸い真珠だけではなく、いびつで個性的な形、さまざまな色、サイズ、輝き、曇りなど、同じものが一つとしてない。そうした珠の個性を生かしたカジュアルな真珠製品を作ることで、若い世代から真珠に親しみ、魅力を感じてもらいたいと思った」と話す。「幼い頃に母親が着けていたジュエリーや化粧に憧れ、勝手に鏡台の前で着用していたころのワクワク感を思い出させるような店にしたい」とも。
営業時間は11時~19時(年末は12月30日17時まで、年始は1月2日13時から営業)。水曜定休。