地域とクリエーターをつなぐ「mitette(ミテッテ)マルシェ」が1月13日、神戸の王子公園駅前にある「王子公園ハイム」(神戸市灘区水道筋6)の1階で開催された。
地域のクリエーター12組が出展。ワークショップブースなども設けられた
地元でコワーキングスペース「Incubation Studio SoWelu」を手がける「W」(水道筋6)が12月より、期間限定のイベントスペースとして運営している同所。
地域のイベントや地元で活動するグループの活躍の場として利用されることを想定し、昨年12月から利用者を募集。5月以降は、Wの新事務所として活用を予定しているが、屋外のイベントが開きづらい冬場に希望者に開放することで、地域のにぎわいづくりを目指す。
当日は、地元クリエーター12組が集まり、ハンドメードのアクセサリーや雑貨、米粉パンなどを販売するブースを出店したほか、出展者がミニ音楽ライブなども行った。
マルシェを企画したハンドメード雑貨販売店「mitette」(岸地通2)の岸田美羽さんは「一面ガラス張りで日当たりが良く、室内でも作品を展示するには最適だった」と話す。「マルシェ出店者の中には、お客さまとだけではなく地域で活動する作家同士でつながることができ、地域での活動がさらに盛り上がる気運も高まった」と話す。
王子公園駅周辺には、北に王子動物園や美術館があり、南には1日約1万2000人が通行する水道筋商店街がある。同商店街の駅前エリアには、スパイスカレーやスペシャルティコーヒーなどの個人店も多く存在する。Wの廣岡大亮社長は「地域で活動する方が気軽に一歩、まちとつながるきっかけ作りの場になれば」と話す。「王子公園エリアの北と南をつなぐにぎわいの場にしていきたい」とも。