神戸ポートタワーのオブジェ展「KOBEポートタワー・ファンタジー2024」が現在、こども本の森 神戸(神戸市中央区加納町)で開催されている。
昨年60周年を迎えた神戸ポートタワーが4月にリニューアルオープンするのに合わせて企画した同イベント。2021年より、神戸松蔭女子学院大学でインテリアを学ぶゼミで学生たちが中心となって進める「ポートタワープロジェクト」の一環で実施。ポートタワーが直線の柱を斜めに組み合わせて建造されながら、滑らかな双曲線の形をしているデザインを広く知ってもらおうと活動している。
展示に合わせてミニタワーを作るワークショップも開催。子どもたちが竹ひごやゴムなどで、さまざまなミニタワーの制作に取り組んだ。運営事務局によると、「直線から曲線構造の建造物を作る面白さに夢中になることが多い」という。
同プロジェクトの共催団体の一つ・神戸松蔭女子学院大学の米原慶子准教授は「直線の部材をメインにしながらきれいな曲線美が作られていることは新たな発見だった」と話す。共催団体の日本建築家協会、山岡哲哉さんは「ポートタワーの構造は、建築の素晴らしさ、楽しさを広く知ってもらうのに素晴らしい題材。展示やワークショップを通じて、子どもだけでなく大人にも建築の素晴らしさを知ってほしい」と期待を込める。
平日は時間交代制での入場、土曜。日曜は完全予約制。入場無料。3月17日まで。