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神戸のスタートアップ「ブイクック」、ビーガンメニュー導入サポート開始

「ブイクック」のメンバー(写真提供=ブイクック)

「ブイクック」のメンバー(写真提供=ブイクック)

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 ビーガン事業を手がけるスタートアップ「ブイクック」(神戸市中央区磯上通4)が3月12日、飲食店・宿泊事業者向けに「ビーガンメニュー導入サポート」の無料モニター募集を始めた。

ビーガンメニュー導入の相談の様子

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 動物を利用した商品を可能な限り避ける考えやライフスタイルを指すビーガンを、「誰もが選択できる社会にしたい」との思いから、2020年4月に工藤柊(しゅう)さんが神戸大学在学中に起業。ビーガンレシピ投稿サイトやビーガン商品専門オンラインモールを運営したり、ビーガン冷凍弁当のサブスクリプションサービスなどを提供したりしてきた。新型コロナウィルスが第5類へと移行し、外国人観光客数が急速に回復・増加する中で、ビーガンやベジタリアンの需要への対応が迫られる飲食事業者や宿泊事業者から相談を受け、同サポートプログラムを始めることになった。

 サポート内容としては、ビーガンメニュー導入の相談を無料で受け付けるほか、同社が取り扱う300種類以上の商品からマッチしたビーガン商品の紹介、ビーガンについての基本的な情報やビーガンの方の接客・集客方法の共有などを予定している。

 「海外から訪れるビーガン・ベジタリアンの観光客が『心配なので、おにぎりを持ち歩いている』と聞き、ビーガンメニュー対応店の少なさに不安を感じている」と工藤さんは話す。「私たちがビーガン専門家として、飲食店事業者をサポートし、どの店でもビーガンメニューがある社会を実現できれば」とも。

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