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神戸大社会科学系同窓会が100周年 伝統をつなぎさらなる発展を

「凌霜会(りょうそうかい)」創立100周年記念式典での記念撮影

「凌霜会(りょうそうかい)」創立100周年記念式典での記念撮影

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 神戸大学の社会科学系同窓会「凌霜会(りょうそうかい)」の創立100周年記念式典が4月13日、ポートピアホテル(神戸市中央区港島中町6)で開催された。

「凌霜会(りょうそうかい)」創立100周年記念式典終了後の懇親会の様子

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 凌霜会は官立神戸高等商業学校の同窓会として、1924(大正13)年9月20日に設立。同大の前身「官立神戸高等商業学校」の初代校長・水島銕也さんの言葉「凌霜雪而香」(霜雪を凌(しのい)で香ばし)に由来している。現在は同大の経済学部・経営学部・法学部・経済学研究科・経営学研究科・法学研究科・国際協力研究科の同窓会組織として活動。

 式典では藤澤正人学長の祝辞に始まり、故・五百籏頭眞(いおきべまこと)名誉教授に師事した簑原俊洋(みのはらとしひろ)教授の講演、40~70代の複数世代の卒業生によるパネルディスカッションや往時の写真で各自の大学生活を振り返る企画などが行われた。式典後には懇親会も開かれ、宝生流能楽部や混成合唱団アポロン、応援団総部などによる演目が披露される中、会員が旧交を温めた。

 式典後の懇親会では現役学生による演目も披露。前身の神戸高等商業学校時代に学友会歌として作られた「商神」を応援団総部とアポロンが披露する場面では、会場参加者も一緒に合唱する姿も見られた。

 記念式典の事務局を務めた大城俊和さんは「幅広い世代の会員が参加し、凌霜会の歴史と重みを知るいい機会になった」と話す。「いかにこの伝統をつなぐかが、われわれ若い世代の役割なので、今後も同窓会活動を続けていきたい」とも。

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