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神戸産ブドウで作ったナチュラルワイン発売 イタリア料理店で記念イベント

神戸発ナチュラルワインの生産者 宮本健司さん

神戸発ナチュラルワインの生産者 宮本健司さん

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 神戸市内のワイン畑で栽培したブドウで造られたナチュラルワインの販売記念イベントが5月23日、イタリア料理店「enoteca berberbar(エノテカ・ベルベルバール)」(神戸市中央区中山手通1) で開催される。

今回販売される「Viva vin VIVANT 2023」

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 今回発売するナチュラルワイン「Viva vin VIVANT 2023(ビババン ビバン)」は、ワインショップ「Viva Vin Vivant」(山本通3)店主の宮本健司さんが生産したカベルネ・ソービニオンを、岡山のワイナリー「ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン」が醸造したもの。

 収穫地となったブドウ畑では、2022年まで神戸農政公社(西区押部谷町高和)の「神戸ワイン」向けにブドウが生産されていたが、生産者の高齢化や同社の経営再建方針から栽培放棄となりかけていたため、宮本さんが一部を借り入れることで栽培・管理を維持。樹齢30~40年のブドウの木は国内でも貴重で、「さらに慣行農法から有機農法へ転換を図り、神戸産のブドウを使ったナチュラルワインを誕生させた」という。

 従来のカベルネ・ソービニオンに加え、ピノ・ノワールなどの新しい品種栽培にも着手。畑の近隣に醸造施設を設け、施設で生産したワインや近隣農家で収穫された有機野菜などを販売する拠点にする計画も進行中だという。

 「このワインを通じて、市内の貴重な財産であるブドウ畑の現状に少しでも興味を持つ人が増えれば」と宮本さん。「栽培・管理のノウハウもデータ化し、より多くの人がブドウ栽培に取り組めるようにしていきたい」とも。

 開催時間は17時~21時。入場料は2,200円。21時からはアフターパーティーも予定する。

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