学ぶ・知る

神戸で流通科学大学・岡田恵実さん講演 「神戸に来た」ストーリーと思い紹介

「だえみ」の愛称で呼ばれる岡田恵実さん

「だえみ」の愛称で呼ばれる岡田恵実さん

  • 2

  •  

 イベント「White Club(ホワイトクラブ)」が8月26日、「Incubation Studio SoWelu(インキュベーション・スタジオ・ソエル)」(神戸市灘区水道筋6)で開催された。

「だえみ先生」の話を楽しく真剣に聞く参加者

[広告]

 四季を表す言葉を人生100年時代に当てはめ、50~75歳を「白秋世代」と呼ぶ一般社団法人「白秋共同研究所」が主催する同イベントは今回で14度目。誰でも参加できる「個人サロン」と銘打ち、2024年7月から毎月、ゲストスピーカーを招き行ってきた。毎回ゲストスピーカーによる講演を通じ、参加者同士で働き方や生き方、セカンドキャリアについて考察を行っている。

 今回は、流通科学大学准教授の岡田恵実さんが講演「わたしベースで選んでみたら神戸にいた」を行った。岡田さんはこれまで、中小企業基盤整備機構でインキュベーション施設の立ち上げやベンチャーや第二創業などに携わり、東日本大震災後は福島県浪江町の「なみえ焼きそば」活動に参加。その後大学教員になる道を選び、神戸に来て現在に至っている。

 当日は、「だえみ」の愛称で親しまれている岡田さんが自身のこれまでのターニングポイントを紹介。「自分の思い通りになる」ことを手放すことを決め、素直に「ピンチです」と言うことで目標を達成することができたことや、対話を重ね実践を繰り返すことで前進するきっかけになったことなどを振り返った。このほか、自分が気付いていないことを周囲の人からの一言で気付いた経験や、変化を感じたら動いてみることを続ける中で「自分の小さな意図的な行動が未来をつくる」ことに確信を持った経験などを話した。

 岡田さんは「多くの豊かな経験を通じ、今は生きるのに精いっぱいだが、それは健全で豊かな精いっぱい。自分のために行っていることが、他人にも役立つ形になっている」と締めくくった。

  • はてなブックマークに追加

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース