神戸を中心に活動するロックバンド「BARBARIAN(バーバリアン)」のファーストアルバム「BARBARIAN」が、元町のバー「DYLAN(ディラン)」(神戸市中央区下山手通3)など、元町・三宮エリアの飲食店のみで販売を開始し、話題を集めている。
同バンドはボーカルとギターを担当するリーダーの石田秀一さん、ベースの岡田誠司さん、ドラムの永吉一郎さんで構成する3ピースバンド。昨年3月に結成し、「Chicken George(チキンジョージ)」(下山手通2)、「James Blues Land(ジェームスブルースランド)」(波止場町)などで、非定期だが毎月2~3本ライブを開催している。演奏する曲のジャンルはロックで、楽曲はすべて石田さんが作詞作曲を手がける。平均年齢は48.6歳。
「他の地域に行くのが面倒だから」という理由で元町・三宮エリアの飲食店のみで販売されるファーストアルバムは代表曲の「NONONO」を含む全11曲。2月20日付けで500枚を発売したところ、24日時点で7割の350枚を販売する人気。各店での在庫分が無くなり次第追加出荷も考えているという。
同アルバムを販売する飲食店は、「Chat-noir(シャノワール)」(北長狭通2)、「どん底」(三宮町1)などのバーや、「木馬(MOKUBA'S TAVERN)」(北長狭通3)、「BON MARIAGE(ボンマリアージュ)」(中山手通1)などのカフェ、和食料理の「有味庵(うまいあん)」(下山手通2)、ステーキ「石田屋」(北長狭通1)など15店舗以上。「DYLAN」のマスター山内貴彦さんは「BARBARIANのライブには8割方行っている。アルバムも3人の悪い雰囲気が出ていてなかなかかっこいい」とその魅力を語る。
ドラムの永吉さんは「正しい中年のロックというコンセプトでレコーディングしたが、出来上がってみるとあまり年齢は感じないつくりになった。初期衝動さえ感じる。3人ともおっさんになりたくないのでしょう(笑)」と振り返る。「ぜひ女子に聴いてほしい1枚。ライブは20~40代のお客さんが多いので、そちらにも足を運んでいただければ」とも。
販売価格は1,000円。