神戸らんぷミュージアムで陶芸作品展-つぼや一輪挿しなど90点展示

新田博一さんの作品「焼締壷」

新田博一さんの作品「焼締壷」

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 神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で3月9日、企画展「新田博一 陶 展」が始まった。

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 同展は、陶芸家・新田博一さんの陶芸作品を展示するもので、つぼや一輪挿しなど約90点を展示する。作品の多くは土の色から黒や茶色っぽいものが多いが、中には周囲の作品とは雰囲気の違う、紙で作った立方体に泥状にした土を染みこませて焼いた白い作品も展示する。

 作品は企画展の開催が決まった1年半前から製作され、1週間前に焼き上がったばかりだという作品も展示。新田さんの作品は「使っていただく人の空間に溶け込み、生活の一部になってほしい」という思いが込められているという。

 製作を始めて25年になるという新田さん。始めたきっかけは「茶道をしていた妻の影響」(新田さん)で、花器などの陶芸作品を作る体験教室に行ったことだという。「子どものときからものづくりが好きだったので、どんどんのめりこんでいった。作品を作っているときにいろいろなアイデアが浮かび、『あれも作りたい、これも作りたい』とやっているうちに陶芸を始めて25年が過ぎた」と振り返る。

 展示作品の中で大きなものは高さ50センチを超える。新田さんは「もっと大きな作品を作って、それを焼ける窯を一緒に作りたい。大きい作品は粗が見える分難しいが、できてくると何とも言えない良さがある」と話す。「陶芸作品は作っている間、それだけに熱中できるのがうれしい。陶芸を始めてからたくさんの方との出会いがあったのも最高」とも。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。今月22日まで。

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