神戸・再度山のふもとに4月1日、「異人館レストラン猫巴里(ネコパリ)」(神戸市中央区山本通3、TEL 078-252-5938)がオープンする。
同店は、ロシア人が住んでいた築約100年の異人館をレストランとして改装したもの。当時の内外装をそのまま残した店内は、フランスやイギリス、イタリアなどさまざまな国のアンティーク家具が並ぶ。レストランは2階で、1階はアンティークショップとして使い、アンティークアクセサリーや小物などを販売する。
店舗面積は約70坪。店内にはセパレートできる個室3室を設け、各部屋8人まで使用できる。30人程度までの貸し切りにも対応しており、パーティーや結婚式、セミナーなども行える。店名は代表・坂井陽一さんが運営しているアンティークショップ「アンティークまねきねこ」の名と、フランス料理を提供する店であることから名付けた。
料理はフランス料理のコースメニューのみ。ランチは5千円、ディナーは8千円で、シェフが要望を聞いて旬の食材を使った料理を提供する。1週間前までに予約が必要。料理を提供する皿やワイングラスも、アンティークのものを使用、店内の時計やピアノ、ソファも同店購入時に室内に残されていたものを利用している。
坂井さんは「この物件を見たとき、一部天井に穴が開いていたり、クモの巣がはっていたが、どうにかしてきれいにし、このまま残せないかと思った。自分が住むだけではもったいないのでレストランとして開業することを決めた」と振り返る。「和でも洋でも古いものが好きな方、レトロな雰囲気が好きな方に来てほしい。アンティークを売っているだけではなく空間も楽しめるので、100年前の建物で100年前の家具に囲まれて、100年前の食器でクラシックな料理を味わってほしい」とも。
営業時間は13時~21時。