南京町商店街振興組合(神戸市中央区栄町通1)が主催する「東洋の光の祭典『南京町ランターンフェア』」が12月1日、神戸南京町で始まる。
南京町の冬の風物詩ともいわれる同フェアは今年で15回目。メーンストリートを中心に約400個の「中国ちょうちん(ランターン)」が並ぶ。色は中国ではおめでたい時に用いられるという赤いランターンをメーンに黄色など、暖色系の光で中国情緒を演出する。同イベントでいうランターンとは、中国の祭りでよく用いられる布製の中国ちょうちんのことで、日本の「らんたん」が四角いのに比べて丸型なのが特徴。
フェア初日の1日17時ごろからは点灯式を開催。爆竹の合図で一斉に点灯した後、神戸南京町龍獅団による獅子舞も披露する。例年、南京町広場にある「あづまや」前で記念撮影する家族連れやカップルなどの姿が多く見られるという。
同組合担当者は「ルミナリエやクリスマス装飾とは一味違う、華やかで幻想的な中国情緒豊かな光は、訪れる人々の心を温かく照らしてくれる。今年は『あづまや』に獅子を飾る。止まっている獅子を近くで見る機会は少ないと思うので、ぜひ見に来てほしい」と話す。「クリスマスシーズンで街にはクリスマスツリーやリースがあふれる時期だが、目先を変えてランターンのイルミネーションも楽しんでいただければ」とも。
点灯時間は16時ごろ~22時ごろ。今月26日まで。