大丸神戸店で「古代エジプトの美展」-選りすぐりの品々を日本初公開

「ミイラと棺」 紀元前250年頃 ダーラム大学、オリエンタル博物館蔵 ©Durham University Oriental Museum 2008

「ミイラと棺」 紀元前250年頃 ダーラム大学、オリエンタル博物館蔵 ©Durham University Oriental Museum 2008

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 大丸神戸店(神戸市中央区明石町、TEL 078-331-8121)の「大丸ミュージアムKOBE」で9月18日より、「イートン・カレッジ/ダーラム大学所蔵 古代エジプトの美展」が開催される。

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 同展は、「エジプト文明の芽生え」「神々の世界」「偉大なるファラオ」「ナイルの暮らし」「来世への願い」「エジプト美術の遺産」の6部で構成され、古代エジプト研究に多大な功績を残したイギリスの名コレクションである、イートン・カレッジとダーラム大学の所蔵する膨大なコレクションの中から選りすぐった品々約280点を日本初公開するもの。

 およそ5,000年前、ナイル川に育まれ、人類最初の高度な文明が誕生したエジプト王国は、後にローマ帝国の属領となる紀元前30年までの約3,000年間、約30の王朝が交代しながらナイルの王国として独自の世界を築いた。魂の不滅を信じていたエジプト人は、死後、魂は肉体に帰ると考え遺体をミイラにして保存し死後の住居となる立派な墳墓を建設。現在目にすることのできるクフ王のピラミッドが紀元前2,500年ごろに既に建設されていたことから、その文明の高度な発達ぶりがうかがえる。

 古代エジプトには「芸術家」「美術」という単語はなく、「ヘムウト(技能)」という言葉がそれにあたった。会場では、永遠の生を得るため至高の美を目指し続けた技を、エジプトの人々の世界観、生活、死生観などに触れながら、堪能できる。

 開催時間は10時~20時(最終日は~18時。入場は各日30分前まで)。入場料は、一般=1,000円、大高生=800円、中学生以下=無料。10月5日まで。

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