兵庫初の男子プロバスケットボールチーム「HYOGO STORKS(兵庫ストークス)」の田中浩一代表、北村正揮GM、バーク・テーブスヘッドコーチ、選手および関係者ら9人が6月10日、井戸敏三兵庫県知事を表敬訪問した。
同チームから井戸知事に選手のサイン入りバスケットボールが送られた
男子バスケットボールJBL2(日本バスケットボールリーグ2部)に、今秋10月開幕の2011~12年シーズンから新規参入することが決定した同チーム。兵庫県神戸市を拠点に、今月2日から本格的なチーム練習を開始している。メーンアリーナは持たず「各地の体育館に出向く事で、県民の皆さんにチームを知っていただき交流を持ちたい」と田中代表。現在、正式加入した選手は5人で、7月中にはプロ経験者や外国人選手を含め12人をそろえたいという。
訪問を受けて井戸知事は「まずはリーグ1部を目指して頑張ってほしい。東日本大震災の起こったこの年に、阪神・淡路大震災を経験した街から新しいチームの活動がスタートする。チームが活躍すれば、被災地の皆さんに『16年たてばチームを発足できるくらい復興でき新しいスタートができるんだ』という前向きな気持ちを持っていただける」と話した。「県としては、各地の体育館が練習で利用できるよう協力していく。チームワークを組み、勝ち進んでいくことを期待している」とも。
最後に、同チームから井戸知事に選手のサイン入りバスケットボールが贈られた。井戸知事はバーク・テーブスヘッドコーチにボールをパスしたり、選手らに「本当に背が高いねー」などと笑顔で話しかけるなど、終始和やかなムードに包まれた。