神戸の老舗洋食店「グリル一平」(神戸市中央区琴ノ緒町5、TEL 078-252-2527)が6月22日、三宮駅近くに出店した。
1952(昭和27)年創業の新開地本店(兵庫区新開地2)、2007年にオープンした元町店(元町通2)に次いで3店舗目となる同店。三宮駅北側の路地に位置し店舗面積は33坪。テーブル30席、カウンター4席を設けた店内は、白と茶を基調とし落ち着いたシックな内装に仕上げた。
東京の人気店「レストラン七條」で長年修業し、洋食店ならではのあらゆるノウハウを学んだという店長の山本憲吾さん。新開地本店3代目オーナーシェフでもある父・山本隆久さんが長年守ってきた「グリル一平の味」を「どれだけ継承できるか三宮で勝負したい」と意気込みを語る。
洋食店の命ともいえるデミグラスソースは淡路産の玉ネギをベースに秘伝のレシピで5日間手間暇かけて作り、本店創業以来変わらない味を保っている。同店でも、このソースを使うが、「食べる店の雰囲気が違うと同じソースでも違う味わいになるかもしれない。それも三宮店の個性として演出したい」と山本さん。
看板メニューは極薄卵で巻く「オムライス」(780円)、洋食の定番「ハンバーグステーキ(ライス、ミニサラダ付き)」(1,600円)、太麺を濃厚なレッドソースで絡めた「スパゲティ・イタリアン」(1,050円)、オーストラリア産天然有頭エビの最上級ブランドの「オーシャンパール」を使用した「有頭エビのフライ(ライス付き)」(1,950円)。そのほか、洋食の定番メニューやセット料理も用意する。
ドリンクは生ビール(550円)、グラスワイン赤・白(各600円)、ウイスキー(530円~)のほか、日本酒、焼酎、ソフトドリンクなど。
山本さんは「オープン後、しばらくの間はメニューが少なめだが徐々に増やしていきたい。新開地本店と元町店に負けないよう、今後は三宮店限定のメニューも出す予定」と笑顔で話す。
営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~22時。火曜定休(7月19日までは無休)。