神戸経済新聞の今年上半期PV(ページビュー)ランキングは、16年前に阪神・淡路大震災を経験した神戸で東日本大震災発生直後から始まったさまざまな支援活動を紹介した「被災地への支援活動開始」の記事が1位に輝いた。
ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位には、4月11日にオープンしたチキンカレー専門店「two of us(トゥーオブアス)」(4位)や6月8日にオープンした焼き肉丼専門店「桜や」(5位)など女性が独立開業した店舗の話題がランクインする中、英国の折り畳み自転車ブランド「BROMPTON(ブロンプトン)」の世界展開に向けたオフィシャルショップ1号店となる「BROMPTON JUNCTION KOBE」の話題が2位に輝いた。
上位10位のランキングは以下の通り。(カッコ内は掲載日)
1. 東北地方太平洋沖地震・被災地への支援活動開始-多言語での災害情報配信も(3/12)
2. 神戸に英折り畳み自転車「ブロンプトン」オフィシャルショップ世界1号店(3/24)
3. 「第1回神戸マラソン」申し込み開始4日で定員突破-参加ランナーは抽選に(4/20)
4. 神戸・元町にチキンカレー専門店「トゥーオブアス」-元女性会社員が開業(4/27)
5. 神戸・三宮に焼き肉丼専門店「桜や」-人気焼き肉店の元女性スタッフが独立(6/10)
6. 神戸・夜景のシンボルが消灯-東北地方太平洋沖地震・哀悼の意表す(3/14)
7. 神戸元町・ドイツ直輸入カレーソーセージ専門店「カリーブルスト」が1周年(3/19)
8. 神戸の手打ちうどん「い草製麺所」、路地裏から大通りに移転(3/10)
9. 神戸のフランス料理店が低価格の日替わりディナー、口コミで人気に(1/30)
10. 神戸・三宮高架下に「佐世保バーガー クラシック」-関西初出店(6/16)
1位の東日本大震災を受けて開始された被災地への支援活動のほか、阪神・淡路大震災で被災地域全域が送電不能の停電状態の中、自然エネルギーを利用し夜間にともり続け復興への希望の光となった六甲山山麓の電飾などが哀悼の意表し消灯した記事が6位に、市内のモトクロスチームが被災地へ救援物資運んだ記事が15位にランクイン。過去に震災を経験した神戸からの支援活動に注目が集まった。
3位には今年初めて開催する「神戸マラソン」の定員が申し込み開始4日で突破した記事がランクイン。それに関連して、神戸初のランナーズステーション「ランスタ神戸」が13位、「神戸マラソン」の募集要項とコースを紹介した記事が18位となった。
また、今年1本目に掲載した神戸花鳥園の「コールダック『ましろ』の鏡餅」がヤフーニュースのトピックに取り上げられ12位にランクイン。その後、さらに人気者になった「ましろ」だったが、残念なことに3月30日に落鳥。その知らせに多くのファンがブログやツイッターに追悼のコメントを寄せた。
そのほか、カレーソーセージ専門店「カリーブルスト」(7位)、路地裏から大通りに移転リニューアルした手打ちうどん「い草製麺所」(8位)、低価格の日替わりディナーが口コミで人気になったフランス料理店「神戸パリ食堂」(9位)、関西初出店の「佐世保バーガー クラシック」(10位)、旧居留地にオープンした「パティスリー・トゥーストゥース」新店(11位)、元町にあるピロシキ専門店「Borsi」2号店(16位)、「北野クレープ」などを販売するスイーツのテークアウト専門店「ラ・ファルファッラ」(19位)、5年目を迎えた人気カフェ「GREEN HOUSE Silva」(20位)などの飲食店の話題が注目を集め、6月5日に開催された食の祭典「神戸フィエスタ」も14位につけた。
今年上半期は新規店舗オープンでにぎわいを見せた三宮高架下付近。下半期の動向にも注目が集まりそうだ。