神戸のバー「我楽多(ガラクタ)」(神戸市中央区下山手通2、TEL 078-391-2366)で6月30日、「富永寛之 初めてのウクレレ教室 VOL.0」が開催された。
富永さんは1972(昭和47)年生まれの兵庫県出身。学生時代より音楽活動を開始、関西を中心に活動するが2000年に拠点を東京に移してからは、ジャグ・バンド「Ban Ban Bazar(バンバンバザール)」のギタリストとして参加。その傍ら、さまざまなアーティストのレコーディング、ライブのサポートなどの活動を行う。コンピレーションアルバム「ウクレレジブリ」に参加以降はウクレレ奏者としての活動も加わり、ピックを使う独特なスタイルの演奏は欧米から称賛の声も多い。全国各地でウクレレワークショップも開いている。
「バンバンバザール」の楽曲がBGMで流れる同店。同イベントは、オーナーの通称・ロッシーさんが富永さんの大ファンだったことがきっかけで企画された。「富永さんのライブに何度か足を運んでいく中、コンタクトに成功。同店でもウクレレ教室を開催していただけることになった」と笑顔で話すロッシーさん。
参加者は21人。当初、同店内で開催予定だったが予想以上の希望者があったため、急きょ、同フロアにあるパーティールームを貸し切って開催された。
今回は、ウクレレをほとんど触ったことがない初心者を対象とした内容で、富永さんは一人ひとりに声を掛けながらチューニング、スケール、指のポジション、簡単なコードの順に説明した。「ウクレレに限定せず、音楽の楽しさを知ってほしい」と富永さん。
後半は、富永さんによるウクレレの模範演奏と称したウクレレソロライブを開催。「魔女の宅急便~海の見える街」「イムジン河」「見上げてごらん夜の星を」などを演奏し、参加者らを魅了した。
ロッシーさんは「今までユーチューブ上で公開されていた富永さんの演奏を何度も聴いていたが、間近で見ることができてうれしい。今回はあえて『VOL.0』としたが、ぜひ『VOL.1』『VOL.2』…と続けていきたい」と話す。「これをきっかけにウクレレという楽器に興味を持っていただいて、いつかは店で演奏会を開きたい」とも。