そごう神戸店（神戸市中央区小野柄通8）本館9階催会場で9月7日、「第6回 東北六県の物産展」が始まった。

「岩井屋」（福島）の「あわまんじゅう」「くりまんじゅう」売り場

　「名産品をおいしく食べて、神戸から東北を応援しよう」をキーワードに開催する同展。344坪の売り場に青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島の東北六県の郷土料理をはじめ、ご当地グルメ、銘菓、スイーツなどの食品58店、工芸品8店が出展。うち14店が初登場で、3店のイートインコーナーも設ける。

　初日に行われたオープニングセレモニーでは、「ふくしま米」をPRするキャンペーンクルー「うつくしまライシーホワイト」の福田絢香さんが来店し、兵庫県観光監の斎藤邦雄さんへ記念品を贈呈。その後、福島県大阪事務所の鈴木敏夫所長の掛け声「東北6県、頑張ろう！」で同展が始まった。

　会場では、「徳助本舗」（山形）の「山形やぶそば」（2,001円）、「岩井屋」（福島）の「あわまんじゅう」（450円）・「くりまんじゅう」（650円）、「チャンドラ」（青森）の「あおもり生りんごワッフル」（181円）、「甘仙堂」（宮城）の「ずんだ餅」（525円）などを販売。「牛たん炭焼 利久」（宮城）の牛たん定食（1,470円）、「ぴょんぴょん舎」（岩手）の「盛岡冷麺」（901円）、「秋田比内や」（秋田）の「比内地鶏 親子丼」（1,050円）は店内で食べることもできる。2011年世界遺産に登録された岩手県平泉町の「平泉の文化遺産パネル展」も併設する。

　10日には、関西山形県人会「松葉社中」が来店し花笠音頭を披露（12時～・14時～・15時30分、各15分）。11日には、東北のゆるキャラ「決め手くん」（青森）と「スギッチ」（秋田）が登場する（13時～・15時～・17時、各20分）。

　同店広報担当の吉田紀代さんは「当初3月に開催する予定だったが、東日本大震災の発生で中止になった。あれから半年、この日を迎えることができてうれしい」と話す。「被災から復活して出展している店もあるが、今でも風評被害に悩まされているという現状がある。ぜひ東北のおいしいものを食べて応援していただきたい」とも。

　営業時間は10時～20時（最終日は18時まで）。今月13日まで。