神戸の三井住友銀行南側広場(神戸市中央区浪花町)で10月2日、アマチュアジャズビッグバンド「スガ部」のライブが開催された。
神戸を中心に活動する同バンドは、映画「スウィングガールズ」に触発された「情熱あふれる老若男女」がSNSでの呼び掛けで集まり2005年7月に誕生。現在では、楽器経験のなかった初心者からベテランまで、さまざまな経歴のメンバーが所属する。バンド名は「(ス)ウィング(ガ)ールズ」の頭文字から名付けた。
神戸元町商店街を中心にホールや喫茶店を会場として多彩なジャンルで誰もが参加できる音楽イベント「第14回神戸元町ミュージックウィーク」の一環で開く同ライブ。同バンドは、「誰もが参加でき楽しめる」というイベントの趣旨に賛同し、2007年より毎年参加。昨年は、ベストプレイヤー賞を受賞した。
バンドマスターの藤原唯人さんは「最初はつたない演奏だったが徐々にレベルアップし、賞を頂けるまでに成長した。このイベントを1年間の活動の中心に据えて頑張っている」と話す。
「街が僕たちの演奏を受け入れてくれている感じがして気持ち良かった」と最近加入した40代男性。入部4年目の30代女性は「(スガ部での)活動が楽しいので、結婚して和歌山に引っ越してからも2歳の子どもを旦那に預けて毎回練習に参加している(笑)」と話す。
今回、兵庫県マスコットキャラ「はばタン」の作者・JUNBOwさんに同バンドオリジナルTシャツのデザインを依頼。「今後、このTシャツと共に羽ばたいていきたい」と意気込みを見せる。
神戸元町ミュージックウィークは今月9日まで。詳細はサイトで確認できる。