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大学生運営「スイング・ジャズ・クルーズ」成功裏に終了-8000人超来場

同実行委員会の広報担当・井上由起乃さん(神戸大学)

同実行委員会の広報担当・井上由起乃さん(神戸大学)

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 大学生が運営する音楽イベント「Swing Jazz Cruise(スイング・ジャズ・クルーズ) in 神戸ハーバーランド」が10月2日、神戸ハーバーランドスペースシアター(神戸市中央区東川崎町1)などハーバーランド内とメリケンパークの10カ所で開催された。

会場で販売された売上金の一部を寄付するオリジナルエコバッグ

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 同イベントは「大学生の手によって神戸とジャズの魅力を伝える」ことを目的に2008年から始まり、今年で4回目を迎える。運営は、大阪大学、大手前大学、関西大学、関西学院大学、神戸学院大学、神戸大学、甲南大学、同志社大学、兵庫県立大学など。

 当日は、「Jazz smiles. ~魅せるジャズ~」をテーマに大学生によるジャズ・サークルや社会人バンド、プロミュージシャンや協賛企業バンドなど355人が出演。昨年より2000人以上多い8100人の観客が各会場に足を運んだ。

 イベント終了後、同実行委員長の藤原醇平さん(関西大学)は「昨年から会場数を2倍にしたことで来場者数アップにつながった。逆に、会場が多すぎて当日運営が少しグダグダになってしまったのが反省点。開催に至るまでのシミュレーションも難しいし、1人で全会場を見回ることは難しい。もっと早い時期から各会場の責任者を決めておけば、実行委員一人ひとりの負担が少なかったと思う」と振り返る。「反省点は山ほどある。しかし、たくさんの方がツイッターやフェイスブックなどで述べた感想を見ると、自分では過去一番の成功だったと感じている。関わっていただいた全ての人に感謝したい」とも。

 同実行委員会の広報担当・井上由起乃さん(神戸大学)は「今回初めて大きなイベントに関わった。開催まではとても大変だったが、当日、たくさんの人の笑顔に出会うことができ、ここまでやってきて良かった。広報活動の一つとして本番までずっと更新していたブログも『読んでるよ』と声を掛けてくれた人がいたのもうれしかった」と笑顔で話す。「今年の反省を踏まえて、来年はさらに神戸とジャズを盛り上げるすてきなイベントにしたい」と締めくくる。

 会場に設置された東日本大震災チャリティー募金箱に集まった募金金額は1万1,447円。売上金の一部を寄付するオリジナルエコバッグは332枚販売された。募金は、被災地の中高生の音楽活動に役立てられる。

 現在、ホームページで来場者アンケートを実施している。

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