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神戸でアート作品をチャリティー販売-冬を迎える東日本を支援

アーティストが来場者と対話しながら作品を描く

アーティストが来場者と対話しながら作品を描く

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 神戸ハーバーランド「キャナルガーデン」(神戸市中央区東川崎町1)内キャナルストリートで11月12日・13日、東日本大震災の被災者支援のためのチャリティーイベント「Artists’Action for JAPAN(以下、AAfJ)」が開催される。

今年4月に神戸・元町高架下「プラネットEartH(アース)」で開催された様子

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 「東日本大震災で被災された方々に、私たちアーティストができることは何だろう」という思いから結成されたチャリティードローイングプロジェクト「AAfJ」。日本全国の美大卒業生と在校生らを中心に、応援団として加わった芸術家などが参加する。

 阪神・淡路大震災を経験した関西地域でも、このチャリティーに賛同した京都造形芸術大学、京都市立芸術大学、大阪芸術大学、神戸芸術工科大学、関西学院大学、神戸大学などの学生らをはじめとする若手アーティストが立ち上がり「AAfJ関西」が発足。神戸から始まった同活動は、大阪、京都を経て再び神戸へ帰ってくる。

 今回は、「阪神・淡路大震災を経験した神戸から、冬を迎える東日本へ」をテーマに開催。「神戸の方々に、これから冬を迎える被災地にはどんな支援が必要になるか教えていただければ」と東京・茨城で同プロジェクトの活動に取り組んできたメンバーも参加する。

 会場では、吉原和恵さん、ヒロナカゼミさん(神戸芸術工科大学)など約40人のアーティストが、来場者と対話しながら作品を描き展示・販売。子どものための紙芝居やワークショップなども予定する。収益金は全て東日本大震災復興支援の義援金として日本赤十字社を通じて寄付される。

 同プロジェクト代表の荒川靖彦さんは「われわれのほとんどは阪神・淡路大震災を経験していない。これから被災地がどうなっていくのか、われわれには何ができるのか、神戸の皆さんから学びたい」と話す。「3.11から半年以上が経過したが、会場で生み出される作品を通じて来場者とアーティストが交流することで思いを新たにできれば」とも。

 開催時間は10時~18時。入場無料。参加アーティストも募集している。詳細はホームページで確認できる。

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