食べる 買う

神戸にチュニジア地中海料理と雑貨の店-チュニジア出身のシェフが調理

オーナーシェフのフェルシーシ・タレックさんと共に店を切り盛りする日本人の妻・亜希子さん

オーナーシェフのフェルシーシ・タレックさんと共に店を切り盛りする日本人の妻・亜希子さん

  • 0

  •  

 神戸・北野ハンター坂に12月8日、チュニジア地中海料理と雑貨の店「Cafe Chameau(カフェ・シャモー)」(神戸市中央区中山手通2、TEL 078-242-0807)がオープンして1カ月が過ぎた。

チュニジアの食材や雑貨も取り扱う店内

[広告]

 チュニジア出身の元サッカー選手でオーナーシェフのフェルシーシ・タレックさんが神戸では初となるチュニジア地中海料理を提供する同店。シャモーはフランス語で「ラクダ」を意味し、国土の3分の1をサハラ砂漠に囲まれたチュニジアでは最もポピュラーな動物なことから店名に付けた。北アフリカに位置するチュニジアは地中海に面し、イタリアの真南に位置する地形から、料理にはオリーブオイル、トマト、じゃがいもなど日本人になじみのある食材を多く使うという。

 店舗面積は7坪。席数はテーブル8席、カウンター4席を用意。店内は白い壁、青い窓や扉などで「地中海」の雰囲気を演出する。内装は共に店を切り盛りする日本人の妻・亜希子さんとタレックさんの手作りによるもの。平日は20~50代の女性客や外国人が中心で、カップルも多く来店するという。

 「人気」メニューは、チュニジアの伝統料理で蒸した粒状のパスタに野菜や鶏肉の煮込んだ具をのせた「クスクス」(1,200円)、ポテトと生卵のチュニジア風春巻き「ブリック」、じっくり蒸し焼きにした野菜を刻みオリーブオイルとスパイスであえパンにつけて食べる「サラタ メシュイーヤ(ピタパン付き)」(以上700円)、スパイスの利いたモチモチとした食感のピラフ「ローズ・ジェルビー」(1,000円)など。

 ランチメニューは「クスクスセット(クスクス、サラダ、スープ、パン、コーヒーか紅茶かミントティー、ミニスイーツ)」(1,500円)、「チュニジアセット(日替わり1品、サラダ、スープ、コーヒーか紅茶かミントティー、ミニスイーツ)」(1,300円)を提供。ドリンクは「チュニジアビール」「レバノンビール」(以上600円)、チュニジア産のワイン(グラス600円、ボトル2,800円~)などをそろえる。

 店内では、唐辛子ペースト「ハリッサ・ベルベル」、ツナのオリーブオイル漬け(以上840円)、ミネラル豊富な「ドライデーツ」(320円)などのチュニジアの食材も販売。オリーブの木でできたキッチン雑貨、バッグなど、チュニジアで買い付けた雑貨も取り扱う。

 「ヘルシーであっさりとした味は日本人の口にも合うのでぜひ多くの方に食べていただきたい」と亜希子さん。「チュニジアという国は日本ではまだまだなじみが薄く、位置さえもご存じない方が多い。チュニジア料理を通して少しでも多くの方がチュニジアに興味を持っていただければ」とも。

 営業時間は11時30分~22時。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース