神戸市内の商店街・小売市場が2月10日、大手インターネットショッピングモール「楽天市場」内で展開されている物産サイト「まち楽」に専用ページ「おためしKOBE」を開設した。
「まち楽」は、全国の各自治体が地域の魅力や特産品などを紹介し「街を元気にするための」企画。2008年4月に「まち楽 北海道」を開設後、46道府県全てで開設している。
神戸市は昨年4月から、商店街・小売市場に加入する店舗の販路拡大支援のため「商店街・市場 オンラインモール進出支援事業」(委託先=楽天)を展開。オンラインモールに新規進出を目指す店に対しセミナーや専門家によるサポートなどを行い、同事業の一環としてサイトを立ち上げた。「まち楽」内で商店街・小売市場の店舗を一堂に集めて販売する取り組みは全国初の試みとなる。
開設期間は3月12日9時59分までの31日間。「CHICK@DELI TORICHU」の「ちょっとぜいたくな鶏肉フレンチ総菜」(大安亭市場)、「橘高精華堂」の「神戸マイスターがつくる印章」(春日野道商店街3番街)、「益生号」の「焼き豚屋がつくる豚まん」、「神戸べいくろーる」の「米粉と豆腐のドーナツ」(以上、南京町商店街)、「神戸クラフツアーケード」の「若手クリエーターがつくる革製品」(元町六丁目商店街)など39店が、食品・衣料・雑貨などのバラエティーに富んだ商品を出品する。
神戸市産業振興局商業課の井関和人さんは「市内にはたくさんの商店街があり、その中には魅力ある店が数多くある。今回の企画は、実在する店のこだわりの商品を全国の皆さまに紹介するという神戸市として初めての試み」と話す。「その地域の歴史を踏まえた素晴らしい商品があることを知っていただき、神戸の商店街に足を運んでいただくきっかけになれば」とも。